長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

散歩と喫茶店はエライ

毎朝、歩いている。だいたい40分前後。

歩いている間は、いろいろ考えをめぐらす時間である。
とくに仕事のアイデアを出すには、朝がいちばん適していると思う。

この1か月近く、秋のオンライン講座をどんな内容に
しようか、いつも考えていた。
「あ、こんなのはどうか?」「これはいけるかも?」
とあれこれ思い浮かんでメモするけど、しばらくたつと
その内容に魅力を感じなくなってしまう。

ところが、4日ほど前の朝さんぽで、ついに!
「これでいける!」「現場の実践に寄り添える学び!」
と思える内容を思い浮かんだ。歩いているときに。
(さんぽ中はメモできないので、忘れないよう反芻する笑)

朝の散歩のときは、脳の働きがどうも違うらしい。
これは別に目新しいことでもなんでもなく、
多くの先人たちが散歩の効用を説いている文章に
これまでも出会ってきた。

さんぽはエライ。
朝の空は見飽きないし、健康にもイイのである!


そして、劣らずエライのが、喫茶店。

ぼくが集中して考えたり本が読めるのは、
なんといっても喫茶店と移動時間。
喫茶店に入ると、これも頭のモードが切り替わるのか、
「よしっ」と集中できる。

家でも職場でもない、ちょっとした公共空間。
まわりの人の聞こえるか聞こえないかぐらいの会話、
心地よい雰囲気。おいしい珈琲。

本を携えて、喫茶店に入る時、
「伸びようとする自分」を実感できる。
さあ、集中、という感じ。

「切り替え」ができる場や時間は、貴重である。

自分にとってうまく切り替えのできる場所や時間を
確保することは、忙しい現代人に欠かせない。
ぼくにとっては、喫茶店はそういう場所のひとつである。

写真は今朝のさんぽでみた風景。




もっと書こう。

またまた更新を滞らせておりました…。

なんと今日(25日)、
滞っていた最後の記事(7月8日のもの)を見て、
「これだ」と思ったそうで、講師依頼がありました。

「コーチングとリーダーシップ」の言葉が
問題関心とかみあったみたいです。

いやー。

ブログ、まじめに更新しないとダメですね。

講師をつとめた学習会、勤通大の学習グループの
援助もあわせると、6月も7月も、30回近くの
学習会をしてきています。忙しかったけど、充実の日々でした。

もっと書いて、伝えないとなー。
ツイッターやFBはこまめに書いているのですが。
ブログはさぼりがち。

こうやって書くのって、自分が自分を確認できる作業。

もっと書こう。

(写真はきのうの朝さんぽの風景)



徳島で労働学校のあと眉山に

水曜日(6日)は、徳島医労連の3回目労働学校。
関係の質をあげることの大事さと少し練習、
さらにリーダーシップとコーチングについてお話しました。

この労働学校、いつもペアトークから入り、講義、
またペアトークと、しっかりしゃべるのが良いですね。
みんなが主役。あと3回も楽しみです。

この日はそのあとロープウェイで初の眉山(びざん)に。
徳島市街一望。素晴らしい。

 

「繰り返し受講して、なんとか自分のものにしたい」

今日(2日)午後は、
労働組合たんけん隊講座2022の第4講座土曜回。
リアルタイムで約60名の方が参加。
「賃金と社会保障—私たちの『一線』を守る」をテーマに学びました。
島根の民間保育園、福祉保育労の分会で13名が集団視聴され、すばらしい。
昨年1人の個人受講から始まっての広がり。これぞ運動です。
(写真を撮るのを忘れ、きのうの雲のようすです)


以下、さっそく届いた感想を紹介します。

■イギリスの労働運動の歴史から、今の自分たちはその運動の歴史の上に諸権利を享受できているのだと改めて感じました。今もこれからも労働運動は必要だと感じました。また、日本の労働者は様々な生活リスクの中で生きているのだとも感じました。賃金や社会保障を強くしていくという意味でも労働組合の存在と価値を感じました。なかなか組合での学習ができませんが、少しでも学びを伝えていきたいと思います。

■基本的な講座を繰り返し受講して、なんとか自分のものにしたい思いです。

■講演のなかで触れられていた「富というのは社会財の性格を持つ」というところが印象的でした。資本主義経済の中、労働者は搾取され、労働以上の利益を企業に与えています。その利益を「社会の資産」として考え、世の中に還元されなければならない。その通りです!一部の者が幸せな世の中は理不尽で悲しい。私たちの労働はすべてのものの幸せのためにあるのです。大変勉強になりました。次回以降も楽しみにしております。

■生活のため(生きるため)に労働しているはずなのに、気づかないうちに労働が生活を壊してしまっている人たちが多くなってきていると感じています。私たちは労働するために生きているわけではないはずです。限られた人生・時間を無駄にしないためにも1人1人の意識を変えていかなければいけないと思います。

■日本では生活における賃金依存率が高いため、正規労働者でも人間らしい生活が困難な場合が多いということが、生涯未婚率の上昇や出生率の低下につながっているのだと思いました。

■Twitterや一部の報道では「底辺職」というワードが注目されています。しかし、底辺職と言われている清掃員、介護士、警備員などはこの世の中になくてはならない職業です。賃金の高い職業が優遇され、賃金の低い職業は見下されるというのはおかしいと思います。世界人権宣言の中の「人間の尊厳にふさわしい生活」。それは、世界に生きる自分を含めた人間すべてが衣食住はもちろん、余暇を楽しみながら生きる、そういう世の中を目指してほしい。そのために、政治への関心を高め、選挙や労働運動で社会福祉を充実、賃金が上がるよう声を上げていく必要があると改めて思いました。

怒涛の日々を送っています

長いこと、ブログ更新を怠っていました…

6月は例年なのですが、学習会に次ぐ学習会で、
まともな休みは6月1日に取って以降、ないという…
(1日の労働時間はそう長くないので、健康には影響ありません)
(今年はまだ体調崩したことはありません)

そして怒涛の生活は7月中旬まで続くのでありました…

でも、たくさんの学びの機会に立ち会わせていただき、
充実の日々です。出会いがたくさんある仕事で幸せです。

でもそろそろ、活字をまとまって書きたいな…
という思いも湧き上がっています。
8月・9月で、まとまって書く時間を取りたいなと夢想しております(笑)

わかものと戦争と平和を考えた

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今日(5日)は15時から、
ミニピースエッグ2022おかやまで講師のお役目。
前半と後半、それぞれ1時間の講義。

国連憲章はいつできた?の問いから始まり、
第2次世界大戦とは? アジア太平洋戦争とは?
日本国憲法が背負っているもの、などなど。
ウクライナ情勢もふまえながら。

後半は日本国憲法のそもそもを確認しつつ、
2012年の自民党改憲草案の内容を語る。
緊急事態条項のヤバさにみなさん驚いたようであります。

わたしも久しぶりに自民党改憲案を語りましたが、
この改憲案に現実が近づいている怖さを思います。
がんばらねば。

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「体幹を鍛えられる講座」

今朝のさんぽ風景。


そして昨日(4日)午後は、
労働組合たんけん隊2022の第2講座土曜回。
50人をこえる方がリアルタイム参加。

ある方が感想で
「『たんけん隊』の講座は、労組活動のコア部分=体幹を
鍛えられるなぁ。ここを鍛えれば、踏ん張りがきく、
柔軟性と合わせれば『しなやかに』にやっていけるかな」
と。

ありがとうございます!

気候危機と労働運動

今日(4日)午前中は、
生協労連中四国地連パート部会学習交流会でオンライン講演。
「気候危機と労働運動」というテーマで1時間ほど。
感想交流では、気候危機と労働組合の活動がどうつながるのか?
と最初はわからなかったが、根っこは同じ、危機感共有しなければ、
という意見が多かったです。


講義準備としては、以前同じテーマで話したものに加え、
『月刊全労連』6月号「気候危機に挑む労働組合の課題」特集と、
『経済』6月号「気候危機を打開する」特集は、論文すべて読みました。

私のためにこの時期に特集してくださり、ありがとうございます(笑)。

徳島県医労連第1回労働学校スタート

きょう(3日)は午前中、
徳島県医労連の第1回労働学校でした。充実の時間に。
労働学校という名称ですが、
「ワークショップ型実践セミナー」とも銘打っていて、
講義の前後で
ペアトーク(1対1対話)&全体共有をていねいに行っています。

2年間議論を重ねてひらかれた全6回の労働学校。
徳島県医労連では、役員請負型の組合活動からの脱却をめざし、
会議のあり方を変える努力などを中心に実践をされてきています。
今回はそれをさらに進めるために、
中心となる役員さん対象にしっかり学んで練習して組合活動に
生かしていこうという学習の場です。

問題意識明確、参加者のみなさんの学ぶ意欲もしっかりあるので、
講師としてもやりがいがあります。
今日は「労働運動の歴史に学ぶ~自由獲得の物語」というテーマで、
労働運動、医療労働運動の歴史を学ぶとともに、
1人ひとりが私のストーリーを語るということも
意識していこうという学びあいの時間になりました。

それぞれの受けとめ・感想に、さらに参加者が刺激を受ける
という好循環が初回から生まれていたように思います。
今後が楽しみです。全6回すべてで、講師をさせていただきます。
毎回リアル開催なのも、うれしい。

帰りは徳島駅でランチし、吉野川をチラ見し、帰ってきました。
やっぱり移動時間は読書が進んでよいですね~。
布施祐仁さんの
『日米同盟・最後のリスク~なぜ米軍のミサイルが日本に配備されるのか』
(創元社)読み終わりました。

若い人の学習会はやはり元気出ます

きょう(29日)午後は、
長野県医労連青年部(with北関東青年部)「春のアクト祭り」の
学習企画でオンライン講演。約50名の参加。

「労働組合も選挙も、自分ごとに」がテーマ。
労働組合や社会保障のそもそも、
自分のことを他人に決められないためにも、1人ひとりが言葉を声にし、
連帯する生き方をと語りました。

若いみなさんの感想や受けとめを
聴くことが嬉しい。
労働組合を「生き方」にしてくれる人が増えたらいいな。

「わたし」と労働組合をつなぐ言葉

昨夜(27日)は「労働組合たんけん隊2022」の第2講座金曜回。
「『わたし』と労働組合をつなぐ言葉」をテーマに学びました。
リアルタイムで約120名が参加☆

自分の時間を使う組合活動。だからこそ、自分の生活や、
自分の生き方と労働組合が「つながる」ような学びと対話を。
講義前後の交流も楽しく充実でした。3人の方の感想を紹介します。

■今日も前向きになれる話でした。ありがとうございました。「呪いの言葉の解き方」の本、ぜひ読んでみたいです。一日の使い方、声を出すことの大切さ、それが当たり前であることなど、うなずく話ばかりでした。機会を見つけて、今日学んだことを仲間に広げられたらいいなと思います。

■今回も元気が出るご講演ありがとうございました。◎本日の印象的にのこったキーワード ・たくさんの人の「時間」が集まり、つながれば、たくさんのことができる=自主的に自分の時間を費やす人を増やす ・わたしの労働条件は私の生活の質に直結している、=他人任せにしない、あなたのことにあなたが関与できる保障が労働組合 ・労働者であるという自覚を持つことが大事=労働者であれば労働基本法で守られる ・小さなあきらめ(我慢)は、さらなるあきらめ(我慢)をひきよせる ・日常の「ありふれたこと」「生きた心地」に価値を置き、「大事な一線」としてとらえること=言葉を声に出し、書き、共有すること ・人生は一度きり、自分の生活や尊厳にこだわろう=民主主義がはぐくむのは主体性 ・私を語って仲間とつながる=自分を開かないと、相手もこころを動かしてくれない ”長久節”のオンパレード! どの言葉もわかりやすく、明解、こころに響きます!! ◎先週本当に上記の視点で仲間と連携して1名の組合拡大に成功しました(自分を語りすぎたところで、仲間のひとりがフォロウしてくれました)。ここでの学びが実践に生かされたと実感しています。先生ありがとうございました。次回の講座も楽しみです。

■今期から地本の執行委員となりました。支部の中の順番で私たちの分会から執行委員をださなくてはならず、何もわからないまま引き受けたというのが実情で、基本的なことを勉強したく、この講座を申し込みました。いま、「組合費が高い」「会議が多くて面倒」「仕事で精一杯」「自分の時間を大切にしたい」などの理由で、組合を脱退する方が増えていて、そんな方たちにどのように組合の大切さを伝えていけばよいのか思案しています。先日のとある会議で、労働組合についてもっと学校で教えてくれたらいいのにね、という話になりまして、本日の講義でまさにそのことが出てきて、頷きながら聞いていました。第1回、第2回と講座を受けて、組合活動は自分の生活を豊かにするために必要な活動なのだということがわかってきました。あとは、どのように伝えていくか... 人と話すのが得意ではないので、なかなか実践までは遠い道のりかもしれませんが、わたしのストーリーをどのように伝えていくか、これからの講座も受けながらトライしていけたらと思います。今夜も有意義な時間をありがとうございました。これからも宜しくお願いいたします。