長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

久しぶりに相方の話を

今日(14日)は午前中、生協労組おかやまの中央執行委員会で学習会講師。
「私を語る&話しあいの場つくり方」をテーマに20分ちょい。
春闘というウェーブを起こすのも、1人ひとりの意思や思いを語るところから、
ということで、ストーリー・オブ・セルフについて。
後半は職場集会も意識しながらのファシリ術を。

その後、専従2人からもセルフ語りがあり、ディスカッションもして
「この春闘で大事にしたいこと」「職場集会をこうしたい」
など話し合われました。
毎回、参加者が楽しくエンパワーメントされる会議をしていて、学びになります。


午後はオンラインで、岡山県精神保健福祉士(PSW)協会の
全体研修会で相方の話をさせていただきました。
これまで民医連のみなさんに語る機会が多かったですが、
今日は8割ぐらいが民医連外で、新鮮でした。

「私らしく生きる」をテーマに、ALSのこと、介護のこと、
社会資源、旅、人権と尊厳、などなど。

質疑応答、感想交流も、
みなさんのコメントひとつひとつが嬉しく、励みになりました。
充実の時間でした。
引き続き、相方の生き方をたくさんの人に伝えていきたいです。

きのうと今日、心理的安全性の講義

きのう(12日)午後は、
林精神医学研究所(民医連加盟)の中堅職員研修で心理的安全性の講義。
オンライン。みなさんの受けとめもよく、実践に活かしてもらえそうです。


今日(13日)は午前中、学習組織のオンライン会議。
会議中に思いついたアイデアを具体化していかなければ。

11時20分に会議を途中抜けし、岡山駅に。
さらに京都の山科へ移動。
13時半から全国厚生連労働組合連合会(全厚労)の2023年春闘討論集会で
講師のお役目でした。

農業を母体としてつくられた厚生病院の職員でつくる労働組合です。
心理的安全性で成長しあえる組織に、がテーマ。
60分ほどしゃべったあと、感想など20分交流。
岡山県学習協のオンライン講座を受けた方もおり、つながりの蓄積を感じます。

京都滞在2時間ちょいでとんぼ返り。

岡山に戻って18時半から読書会です。

岡山民医連の初級事務職員研修が講師はじめ

きのう(11日)午後は、
岡山県民医連の初級事務職員研修会で講師仕事でした。
1~3年目の事務職員が対象の制度教育で、
3年受けると卒業証書がもらえます☆
コロナで中断していたので久しぶりの開催。

私は「平和問題は自分ごと?~ウクライナ侵略を通じて考える」の
講義を60分。
映画『ラーゲリより愛を込めて』の話題から入り、
平和問題との距離、戦争を記憶する、憲法9条の生まれた背景、
ケアと戦争、ウクライナ問題と私たちの生活、
戦争準備に突き進む岸田政権、1人ひとりにできること、
という流れ。

その後、先輩職員からのメッセージ、ディスカッションという流れ。
今年度の平和ゼミ受講生もチラホラ。


きのうを皮切りに、18日まで毎日学習会の講師が入っています。
体調崩さないよう、気をつけて役割果たしたいと思います。

最近読んだ本。

『百花』(川村元気、文春文庫、2021年)
物語の軸は認知症なんだけど、シングルマザーの
母と息子の関係がちょっと変わっていて、その謎も後半明らかになる。
特別な起伏もなく暖かい雰囲気で、やわらかい気持ちで読めた。
映画化もされているようだけど、小説で十分満足した。

『わたしたち』(落合恵子、河出書房新社、2022年)
落合さんの小説読むのは初めて。最初はやや入っていきずらかったけど、
中盤以降は一気に。やや説明過剰のプロレタリア文学みたいでしたが(笑)、
落合さんの伝えたいことが、
戦後を生きた4人の女性たちの物語から伝わってきました。

『この国の戦争〜太平洋戦争をどう読むか』
(奥泉光・加藤陽子、河出新書、2022年)
作家の奥泉さんと、日本近現代史研究者の加藤さんが、
対話形式で太平洋戦争をめぐる様々な「なぜ?」を紐解いていく。
単純な「物語」に回収されそうな歴史認識を批判的に更新していく。
勉強になった!

『手の倫理』(伊藤亜紗、講談社選書メチェ、2020年)
「さわる」と「ふれる」の違いから入り、倫理、触覚、信頼、
コミュニケーション、共鳴、不埒な手、と展開する。
著者のこれまでの研究や体験の蓄積が、
考察に深みをあたえているように思う。わかるわかる、と思いながら読めた。
今年のソワニエ授業に反映しよう。

2023年はさらに加速します

今年もよろしくお願いいたします。

引っ越してから3週間。
年末年始もおだやかにに過ごし、
徒歩通勤の快適さを実感しています。

今日(4日)も、午前中仕事してから
いったん帰宅し、また午後は事務所へ。
お昼休みに帰れるって最高です。猫も喜んでいるでしょう。

今年は昨年の1.5倍ぐらい仕事できそうな予感がしています。
気を引き締めて、ずんずんと進んでいきたいと思います。

個人的な、2022年の簡単なふり返り。

(1)。昨年に続き、今年も1回も病気することなく過ごすことができた。我が身に感謝。学習会講師は174回。労働組合をはじめ、さまざまな団体・個人のみなさんとの学びの場に関われる仕事ができているのは嬉しいし、喜び。でも政治・社会状況は悪くなるばかり。コロナ、生活困難、大軍拡。焦る気持ちもある。自分の役割を来年も果たしたい。
(2)。岡山県学習協の運動は、オンラインが一般化したことにより、飛躍した。開く講座ごとに、全国から参加者があり、新しいつながりが生まれた。今年は『60分de名著』(昨年12月~)、『労働組合たんけん隊2022』、『こんなこと誰も教えてくれなかった講座』の連続講座に取り組んだ。
 (3)。オンライン講座ではほかに、3月に文章教室、9月と12月にリーダー講座「心理的安全性で成長しあえる組織」を開催。とくに心理的安全性の講座は、総数で約660人の方が参加する講座になった。こんなことはオンラインでなければできない。新しい可能性をひらき続けている。
(4)。学習運動でいうと、労働学校スペシャル教室を10月に開催し、久しぶりにリアル学習会の良さを存分に味わうことができた。勤労者通信大学も「ニューキャン」というキャンペーンに組んで、集団学習会も多く組織でき、成果があった。仕事は本当に充実した1年だったと思う。
(5)。好きな旅行は、4月に水俣・天草(2泊)、7月に青森散骨下見弾丸ツアー(1泊)、8月に新潟の佐渡島(2泊)、9月に相方の散骨ツアーin青森(4泊)を仲間のみなさんと行うことができた。どれも思い出深く、よい旅だった。来年は対馬と北海道は必ず行きたい。
(6)。今年は山登りも少しずつ。王子が岳の朝散歩は8回。ほか、すべて岡山県南の低山だけど、正木山、常山、見殻山・三頂山・八丈岩山、遥照山に初めて登る。念願の県北の山は、11月に下蒜山にチャレンジでき、よかった☆ 来年は上蒜山・中蒜山、そして大山にも登ってみたい!
(7)。鑑賞した映画は15本。そのうち7本は12月の引っ越し後。映画館が近くなると、行きたくなるもんだな(笑)。『ヴォイス・オブ・ラブ』『99.9刑事専門弁護士』『355』『ウエスト・サイド・ストーリー』『コーダ あいのうた』『とんび』『シン・ウルトラマン』『さかなのこ』『ある男』『ラーゲより愛を込めて』『すずめの戸締り』『Drコト―診療所』『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』『奈落のマイホーム』、今日鑑賞予定の『かがみの孤城』
(8)。相方が昨年8月病気で亡くなり、1年がたった。9月に青森で、12月には瀬戸内海で散骨をすることができた。残りは来年、沖縄で。そして師走のビックイベントは引っ越し。職場に徒歩7分の場所で新たなスタートを切っている。来年は今年の1.5倍ぐらいがんばれそうな気がしている。(おわり)

年末、ゆったり過ごしてます。

年末、ゆっくり過ごしています。
引っ越して映画館が近くなったこともあり、なんと引っ越し後6本も観ました。
小説も読んでおります。

きのう(29日)は、午前中、3時間ちょいある『アバター』観たあと、
午後はセルフケアのためのマッサージへ(自分へのご褒美)、そしてちょい仕事。

小説『52ヘルツのクジラたち』(町田そのこ、中央公論新社、2020年)
も読み終えました。
声を聴いてもらえる、受けとめてくれる、その難しさと優しさ。
美晴の存在が貴重で、物語に明るさを差し込んでいました。
読めてよかった。

今日(30日)は午前中、2時間ほど事務所に寄って2022年の仕事納め。
帰宅し、新聞読んだり雑誌読んだりしつつ、
13時15分に自宅を出て徒歩で丸善(本屋)へ。16分ほどで着きました。
大きな本屋が近くにあるシアワセ!!
(買いたい本が山盛りでしたが、とりあえず4冊購入)

 その後、シネマクレールで韓国映画『奈落のマイホーム』を鑑賞。
ソウルの住宅価格高騰を風刺するようなテーマでした。
エンタメとしても見ごたえありました。

鑑賞後、天満屋地下のいわゆる「デパチカ」に寄り、夕食を物色。
表町商店街はガラガラだけど、てんちかは人混みでやや緊張。
そしてお値段もやはり3割増しぐらいで天満屋値段でありました…。

天満屋から徒歩11分で自宅です。買い物圏内ですね。

今夜も小説読んでゆっくりします。

よい引っ越しになりました

またしばらく更新してなかった…!

19日、無事に引っ越しを終えて、
新生活をエンジョイしております。

なんといっても、徒歩通勤(7分)最高!!!
車って、ほんとイライラの原因なんですよね。
渋滞の時間帯を避けなきゃいけないし。すごく不自由。
より時間を手のひらに乗せられた感覚。

映画館も本屋も、いろんな飲食店も近くなり、
自宅での読書もすすんでいます。

よい引っ越しになりました。

こんなか講座、ぶじに終了。

今日(18日)午後は、こんなか講座の4回目日曜回。
学び方の弁証法を問題提起。
講義前後の交流もみなさんも慣れたもので、話がはずみます。
「すぐに役立った」「〇〇をはじめてみた」など、
実践に生きる学びが多かったようです。嬉しい。


今日で今年の学習会すべて終了です。
来年はさらにレベルアップした学びを場を提供できるよう、がんばります。
メールですぐさま届いた参加者の感想を紹介します。

「こんなか講座、お疲れさまでした! 楽しく学べる講座を
ありがとうございました! この『楽しい』と思える講座だ
ったことが、スケジュール的に参加が難しいと諦めかけて
いた私を駆り立てたのですね。きっと。予定をやりくりし
て、なんとかして参加するぞ! と毎回すごい意気込みだっ
たと、自分でもビックリです。まさに、つかみに行く学び
だったと思います! そんな学習会や研修会が、労働組合や
仕事でもできると、受け身ではない、主体的な学びになる
な~と思いました。今まで『積読』の状態にブルーな気持
ちになることもありましたが、『積読』でもよい、意味は
ある、という言葉にちょっと安心しつつ、欲しいと思って
買った本たちなので、少しずつ読んでいけるように計画を
立てたいと思いました。そして、はじめに出てきた学習権
について。学ぶことは権利であること。そんな意識は全く
なかった頃に、初めて何かの学習会か講演会で聴いて、驚
いた覚えがあります。学校教育の中では、残念ながら学ぶ
ことが楽しいとは思えず、やらされるもの、義務だという
感覚が強かったからです。そういうマイナスのイメージで
はなく、権利なんだと思えば、もっと学ぶことに主体的、
積極的になれますね。忙しさの中で、薄れていた感覚を呼
び戻してもらった気がします。本当に本当に感謝です!ま
た仲間と共有したいと思います。ありがとうございました!」

2回目の散骨

相方の2回目の散骨、今日(18日)午前中に行ないました。

児島で生まれ育った相方にとって、瀬戸内海はふるさとの海といえます。
相方のご両親、2人の妹さん、
4人のめいっこさんおいっこさんで一緒に散骨しました。

今日のために、めいっこさんがロールケーキをつくってきてくれました。
相方のつくるものが大好きだっためいっこさんで、
料理好きになったのも、相方の影響が間違いなくありますね。
喜んでいると思います。

来年春ぐらいに、3回目の散骨を沖縄でするつもりです。

「姫」に力をもらっています。

先月、名古屋市職労の学習会にいったとき、
『ひめは今日も旅に出る』も販売しました。
昨夜、そのとき購入された保健師さんからメールがありました。
ありがとうございます☆

「パートナーのご著書を拝読しました。常に前向きに
ひたむきに生きる姿に圧倒されました。素敵な仕事を
していた方なんだろうな、と。制度の壁を打ち破って
いく情熱と冷静さを見習いたいと思いました。現在、
担当している難病の方のサービス利用についていろ
いろ壁にぶち当たっていますが、関係機関とやり取り
する中でいくつかの方法が見えてきました。『姫』に
力をもらっています。ありがとうございました」

今日も学習会ふたつ! リアルで。

12日午前中は、コープ鴨方店へ。
生協労組おかやまパート部会の新人研修。いつもの労働組合そもそも話。
今日は、以前自治労の組合に属していて
「うしろのほうでガンバローしてました」という方が^_^
みなさん学びの受けとめも積極的。
学習することで気づくこと、得られる視野。組合員教育大事です。

午後は、林精神医学研究所(民医連加盟)の中堅職員研修で、
心理的安全性の講義。このテーマもすっかり慣れました。
みなさんの受けとめふまえ、語り方もどんどん磨かれていきます。
心理的安全性はひとりではつくれない。
チームの行動の集積、実践の産物です。チャレンジを!