長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

「B型のみなさん、がんばりましょう!」

月曜日(10日)は、

ソワニエ看護専門学校の7回目の授業でした。

 

中盤にさしかかっています。

学生さんもだいぶん各種のお勉強でお疲れのご様子です。

ええ、私の授業はリラックスしてのぞんでください。

(意識がずっと飛んでいる人もいますけどね・・・)

 

この日は、「ものの見方・考え方―事実から出発する」

ということで、先入観や思い込みや決めつけを

いかに克服するのか、その難しさについて話をしました。

 

いつも血液型性格判断の話をひとつの例にするのですが、

みなさんやっぱり感想はここに集中するんですよね・・・。

(ほかにも話題はたくさん提供したつもりだが・・・)

まあ、おもしろいのでしょうね。

 

 

以下、学生さんの感想です。

 

◆読書日記で、東日本大震災の支援を通して、

ナースの視点から書かれているので、読みたいと

思いました。知らない土地に行き、支援する環境も

ないなか、自分たちの力でつくっていくことが

すばらしいと思いました。簡単なことではないと

思いますが、自分も、いずれ、人の役に立つように

なりたいと思いました。

 

◆『幸せをつくる、ナースの私にできること』を聞いて。

被災者と看護師とのつながりを知りました。私はその時、

連日ニュースで流れていた、津波に流される街を

記憶としてはっきりと覚えています。当時も今も、被災

していない私たちには想像しても想像しきれないもの

だと思います。今の時代の人だからこそ、さらに生きる

ために必死だったと思います。私は、幸せとは、ひとりの

幸せより、周りのみんなが幸せならもっともっと幸せを

幸せに感じるものだと思っています。今は、今の私に

できること、看護師になったら、看護師の私にできることを

一生懸命行っていきたいと思います。

 

◆私は、何か人の役に立ちたい、実際の現地の情報を

知りたい、人々と交流をもちたいという思いから、ボランティア

に積極的に参加してきましたが、看護師を目指すきっかけと

なったのは、東日本大震災でのボランティア活動でもあります。

医療技術をもっていれば、さらに多くの人の役に立つと!!!

思ったからです。災害看護に興味あるので、今回紹介

された本もぜひ読んでみたいです。

 

◆東日本大震災は私が看護師を目指すきっかけになった

理由のひとつです。慢性的に病気を抱えた人たちを支える

ことも看護師の役割ですが、こういった震災で困っている

人たちを支える、看護師としてできることは何なのか、

自分自身にできることと併せて、考えさせられるお話でした。

 

◆「決めつけ」や「先入観」は、人を評価する上でとても

恐ろしいものだと思います。例えば何か1つでも大きな

失敗をしてしまったら、悪い評価がずっと残り、その人の

ことをよく知らない人にまで悪く思われてしまいます。

私は、初めて会う人には、必ずできる限りの興味を持って

接するようにしています。興味を持つことで「聞く力」もより

磨かれていくのではないかと思います。しかしこれは、

自分が「決めつけ」や「先入観」で評価されたくないという

気持ちの裏返しなのだろうと思います。

 

◆自分を見つめ直したとき、「決めつけ」や「先入観」「思い

込み」を日々してしまっているなと思う。私も血液型で

人を判断してしまっているし、人の話を聞いているときに、

途中から「こういう風に言いたいのかな」って思い込みや

決めつけをしてしまって、結果違うとらえ方をしてしまうという

状況が起こることがある。直さないといけないなと思って

いてもなかなか直らない。人と会話をするのが苦手なので、

どんどん質問して会話を盛り上げられる人になりたいと

思うことがある。苦手意識をなくしていかないといけないな。

 

◆今テレビのアニメで「血液型くん」という血液型での

性格の違いを紹介するという番組をやってます。日本全体に

まちがった先入観が根づいてしまっていると思います。

社会全体で生まれてしまっている先入観はただし方も

わかりません。むずかしい問題だと思いました。

 

◆血液型のように、先入観で物事を、見るのは、私の

まわりにも多くあります。身近な例だと、私の学校にも

あります。1年生だから19歳だ、3年生だから21歳だ

といったり、30歳をこえているから結婚しているはずだ

というのは、ただの思い込みだと思います。せまい世界

だけで生活をしていると、思い込みは消えません。広い

視野を持ち、事実を見ていくことが必要だと思いました。

 

◆今日の話を聞いて、先入観で物事を決めつけることは、

いけないなと思いました。しかし、先入観をもたずに、

相手をみることも簡単ではないのだと思いました。

これから患者さんに関わっていく中で、聞くことや、話すこと、

などが大切なのだと学びました。“めんどくさい”や“どうせ”

などとは思わずに、相手の本当の姿が分かるように、

関心をもって人と関わっていきたいと思いました。

 

◆私も先輩と同じで血液型の話になるといやな気持ちに

なっていました。私は、B型で自己中でマイペースで良い

所がない!と言われたことがあります。それいらい血液型

を言いたくないと思うようになりました。まったく関係ない

と聞き、ほっとしました。思い込みや先入観で物事を

決めつけたりしないようにしようと思いました。

 

◆私もB型で「自己中」とか「わがまま」と思われがち

です。偏見ですよね?(笑) A型だから、O型だから

といって「きちょうめん」とか「おおざっぱ」なわけがない!

そんな先入観をもってB型を悪く言わないでほしい。

B型のみなさん、がんばりましょう!

 

◆先入観をもって人と接することは、その人のことをよく

知らないために決めつけてしまうことになり、あの人とは

合わないと思い込むことがある。これは自分もそういう

部分があり、苦手そうな人とは関わりたくないと思って

しまうのですが、実際に話すとむしろ話が合い、価値観

も一緒だったりするので、先入観をもたずに人と関わる

ようにしないといけないと思った。人を観察する癖を

つけたいと思う。