きょう(20日)は午後から、岡山県庁9階へ。
8月から生活保護基準の引き下げが行われた
ことにたいしての不服請求書提出の集まりがあった。
あわせて口頭意見陳述も。
あまり詳しいことは知らず、生活と健康を守る会の
関藤さんから「県庁9階に来てよ」と言われたのだが、
13時~17時までの長丁場であった。
(切実な声の連続に、帰ることは
許されない、聞かねば、と思った)
以下は、ツイッターでつぶやいたこと。
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岡山県庁9階なう。8月からの、生活保護費基準引き
下げに対する不服審査請求を県知事あてに届ける集ま
りにきています。岡山県内では、現在230人以上の方が
不服審査請求を行う予定です。(岡山県では、現在約1万
8千人の方が生活保護を受給されています)
これから、生活保護引き下げに対する不服審査請求の
口頭意見陳述が始まります。岡山県庁9階なう。
岡山県庁9階。生活保護を受けている方から、口頭意見
陳述で切実な訴えつづく。食事回数を減らす、冷暖房を
控える、お風呂の回数を減らす…。いまでさえギリギリ。
「これ以上、どこを削れというのか」という声。病気を抱え
ている人が大半で、まさに命をも削る今回の基準引き下
げ。尊厳を押しつぶす。
今回の平均6,5%もの生活保護基準引き下げを強行した
厚労省は、生活保護受給者の生活実態の切実さを検討
した形跡、真摯な態度がない。
生活保護基準は、「これ以下では人間らしい生活は困難
です」という、日本においてのナショナルミニマムのはず。
その基準は、最低賃金や、さまざまな低所得者層への
施策、税制などへの多大な影響をもらたす。生活保護
基準が引き下げられれば、国民生活全般の切り捨て、
底下げとなることは明らか。
岡山県庁。口頭意見陳述つづく。憲法25条の生存権を
問うた朝日訴訟(人間裁判)がたたかわれた岡山県。
朝日訴訟についてふれられる方も。全国で現在
8000人もの方が今回の生活保護基準引き下げに
対する不服審査請求を提出するという、過去に例の
ない事態。21世紀における人間裁判のたたかいだ。
生活保護基準引き下げ。岡山県庁で口頭意見陳述
つづく。一定の収入がある人は収入が減った場合、
「いま当面必要でないもの」を考え、そこを切り詰め
るだろう。しかし、切実な実態を訴えられている生活
保護受給者の方からの話からは、「不必要なもの」が
なにもないと感じる。必要なものを削るしかない。
岡山県庁であった生活保護基準引き下げに対する
不服審査請求提出&口頭意見陳述終了。生活保護
受給者の切実さは、深刻の度を深めている。厚労省
が「670億円削減する」というお金の重みと、保護
受給者が「1000円の削減」で受けるの痛みの重み。
ぼくには後者のほうが、とてつもなく重く感じた。