10月5日・6日(土・日)にかけて行われた
2013学習教育運動セミナーin高知の報告です。
会場は、高知市の桂浜荘。
全体で中四国を中心に103名が参加するという
画期的なセミナーになりました。
とくに地元高知の奮闘がすごかった。
若い人も多かったし、女性も多かったと思います。
岡山からは5名が参加し、
2日間、みっちりと学び討論し、交流を楽しみました。
5日(土)のメインは、
流通科学大学の上瀧真生教授の
「社会を科学する楽しさ」の講義。
その流れは、
80分の「経済学」の講義→60分のグループ討論、
80分の「未来社会論」の講義→60分のグループ討論、
ということで、13時半から18時半の
な、なんと5時間の学びという1日目でした。
学習運動の特徴でもある、「討論重視」を反映した
1日目でもありました。
上瀧先生です。
はじめてお話をお聞きしましたが、
終始にこやかに、わかりやすくお話を
していただき、学習運動の雰囲気にも
慣れているご様子でした。
しかし、内容の分量と講義時間の関係で、
頭がパンクした参加者もいたようで・・・。
難しいですね。
でも、科学的社会主義、『資本論』、マルクス、
など、真正面からこうした学びをテーマに
して行われた今回のセミナーには、
おおきな意義があったと思います。
グループ討論のようす。
各班に一定の力量の人をあらかじめ
配置していましたので、
よい討論になったのではないかと思います。
1日目の講演終了後は、間髪入れずに
夕食交流会に。
いたるところに「高知方式」が散見される
交流会でしたね。
料理もとても美味しかったです。まんぞくまんぞく。
さらにそのあと私は、山口と広島からの
参加者のみなさんと部屋で交流。
24時近くまであれこれ交流させていただきました。
6日(日)は、
なんと8時半からスタート。
「つながり、学び、ひろげる」というテーマで、
労働者教育協会の山田敬男会長が80分の講演。
山田会長です。
いまの社会情勢のなかでの「つながる」困難性と、
学習運動の役割、魅力、そして運動論の問題提起でした。
参加者からは「よかった」「熱い人だ」と
たいへん好評の山田講演でした。
山田講演のあと、
愛媛大学の丹下晴喜准教授が15分間の特別報告。
ご自身のゼミで行っているホームレス支援のことや
大学生の意識状況の特徴、「生の現場にふれる」ことの
大切さなどを報告され、こちらもたいへん良かったと思います。
丹下先生。さすがでした。
その後、5つの分科会にわかれて、
1時間半ほど議論。
私は「労働学校運営委員」の分科会の
責任者ということで、あれこれと。
岡山、広島、兵庫、香川、愛媛、高知から、
労働学校運動にかかわる11名が参加。
岡山労働学校の経験を私のほうから報告したのち、
募集のあり方や労働学校の講師の問題、
運営委員会の組織やそのなかでの苦労などなど、
ざっくばらんに議論。
各県の運動状況は違いますが、
有益な意見交換、討論ができたのではないかと思います。
分科会終了後は、閉会式に。
各分科会の報告や、参加者の感想交流など。
私のほうから、2014年10月に行われる
全国学習交流集会in千葉の宣伝など。
たいへん中身の濃い、よい学びと交流の
時間をつくれた学習教育運動セミナーでした。
現地、高知のみなさんの情熱なくして、
ここまでの成功は勝ちとれませんでした。
感謝です。
1日目とうってわり、
2日目午後の高知の海と空はこのような青さに。
さすが南国であります。
参加されたみなさん、
おつかれさまでした。
来年また千葉でお会いしましょう!