最近読み終えた本。
『下町ロケット』(池井戸潤、小学館文庫、2013年)
おもしろい。
久しぶりの池井戸作品一気読み。
町工場のこだわりの仕事、好きです。
『15歳からの労働組合入門』(東海林智、毎日新聞社、2013年)
新聞記者の著者らしく、徹底して「人」にこだわっている。
「固有名詞をもつ労働者」の働き、環境、葛藤などから、
現代の労働問題をえぐっていく。
人間の尊厳とは、やっぱり自分の存在価値を
否定されないことだろう。「取り替え可能」なモノ扱いは許せない。
憤りと怒り。
そして「つながる」ことの希望。
労働組合の存在性。良書。必読。
『自分をつくるテツガク』(八塚憲郎・萩倉良編著、旬報社、2014年1月)
高校教諭たちが、代表的な哲学者14人の思想や考えを紹介。
ハンナ・アーレントが興味深かった。さらに学びたい。
全体的によく練られた内容だが・・・。
哲学を教えるというのは、ほんとうに難しい。
参考文献がたくさん紹介されていて
「次の学び」へいざなう。装丁も良い。