おととい、レンタルDVDで映画『休暇』鑑賞。
ものすごく地味な映画だし、おそらく観ている人も
少ないと思うので紹介。良作です。
死刑執行に関わる人たちの仕事と
心情をたんたんと描いています。
「新しい生活を生きようとする人」と
「生を絶たれる人」との交差。
「死刑を執行する」ということは、人の命を
奪うことです。奪った命は、二度と帰ってきません。
だからこそ、「死刑執行」に携わる人たちの心情は、
複雑で、重く、言葉に出しづらいものです。
日本の死刑執行に関わる内情をここまで描いたものは
おそらくないのではないでしょうか。
映画をみてあらためて思ったのは、
絞首刑は残酷すぎるということ(執行する側にも)。
やはり、冤罪の可能性ふくめ、
死刑制度は廃止にすべきだと思います。
EUは死刑制度廃止を加盟条件にしているほど。
死刑制度肯定の人にも、ぜひ観てほしい映画です。