長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

最低賃金低すぎる(岡山703円)

きのう、ガムを買うために寄ったコンビニのポプラ某店。深夜帯以外すべて岡山県の最低賃金である703円にそろえて求人していた。

先日、たまたまセブンイレブンの710円の求人をみて驚いたところだったのに、さらに低い。コンビニのお仕事はたいへんなので最近は若者に敬遠されがちと何かで読んだけど、コンビニ業界はいったいどうなっているのか。

もちろん、ことはこのお店だけの問題であろうはずもなく、コンビニ経営の苦しさもこの求人ににじみでている。社会全体の雇用環境の悪化、コンビニ業界のフランチャイズ制度の問題、コンビニどうしの過当競争など、さまざまな背景があるだろう。しかし、仕事に見合わないあまりに低い賃金だ。

今週、倉敷医療生協労組でのメーデー学習会でちょうど、「岡山の最低賃金は703円。たとえば750円でフルタイムの年間2000時間びっ ちり働いても年収150万円にしかならない。働く貧困層の問題は深刻」と語っているたばかり。

最低賃金の引き上げは、賃上げ闘争の最大の柱になるべきだと思う。安倍首相がベースアップだ賃上げだとはしゃいでも、雇われて働く人の多くは、 カヤの外である。日本は住居費・教育費の高さは先進国トップ。さらに保育料、医療費も高い。介護保険だ年金だ、あれやこれや。さらにトイレット ペーパーにも消費税がかかる国である。生きるためにお金がベラボウにかかる国なのである。

最低賃金はだれでもどこもで1500円は必要だとぼくは思っている。