今日(21日)は午前中、
ソワニエ看護専門学校での2回目の授業。
「絵本『わたし』を読む」でした。
人間についての「見方」を
みがいていく材料を提供しつつ、
いろいろ考えていきました。
人間は社会的存在であること。
人と人のつながりの総体が社会。
「わたし」とは、
人とのつながりのなかで
さまざまな「顔」をもつこと。
その「顔」は、つながりや環境が
変わればどんどん変化していく。
人間は、他者なしでは、新しい自分になれない。
どんな「つながり」を大事にしていくのかが、
どんな自分をつくるのかに結びつく。
どんな社会、どんな時代、
どんな人間関係のながで生きているのかは、
自分のあり方を規定していく。
などなど…。
感想文を少し紹介。
◆「わたし」というのは、1つではないことを
考えたこともなかったのでおもしろかったです。
いろんな立場の人からの見られ方はちがうんだ
なと思いました。おもしろかったです。
◆わたしとは、いろいろな人とのつながりが
あって、今の自分があるのだと思った。社会の
なかで自分をつくっている。
◆あらためて、自分をとりまく社会を書き出し
てみて、そのつながりの多さに驚きました。
そのどれもが違う顔、違う私であることも、
そういえばそうだと今日のように考えてみれば
わかるのですが、普段はそこまで深く考えない
ことも多いので新鮮でした。
◆私は少し性格が内向的で他者とうまく関われないと感じています。しかし、これからの自分を固定的に考えて、自らの可能性を閉ざしていたのかもしれません。自分のなかの人間関係や環境が変われば、自分自身が変化していくことを知り、今後自分がどのように変化していくかが楽しみになっています。
◆自分が社会とどういうつながりを持つかで、自分というものが変わってくるんだなと思いました。