30代ふり返り(41)。2010年の岡山労働学校は、79期「こんな人に会っちゃった教室」、80期「人間って、おもしろい教室」というテーマで、全国でも特異な独自路線をひた走るようになる(笑)。以後も、創意的な学びの場となるように努力をし続けるよき伝統が守られている…。
30代ふり返り(42)。2010年8月、ひとり島旅で、鹿児島県徳之島に(5泊)。神戸からフェリーで1泊かけて徳之島へ上陸する。ちょうど、米軍基地の移設問題が浮上していた時期で、「基地はいらない」の看板が島中に。基地移設反対の集会にも参加、Tシャツもゲットする。
30代ふり返り(43)。2010年10月9日~11日、全国学習交流集会in東京が行われ、岡山から10名が参加。岡山メンバーが目立つ活躍をみせ、「岡山すごい」と評判になる。私は労働学校の分科会で、岡山労働学校の経験と教訓を報告する。帰りの新幹線のなかで、「次は必ず倉敷で」を決意す。
30代ふり返り(44)。月刊誌『学習の友』2010年9月号~2011年2月号の6回連載で、「あたりまえ、の内にあるものーつながりをみつけて」を執筆。社会科学を学ぶことのおもしろさを伝えることに力点。拙著『ものの見方たんけん隊』にすべて収録されている。
30代ふり返り(45)。2010年11月6日、関西唯物論研究会の例会で、「労働者・市民と哲学」というテーマで報告する機会あり。岡山県学習協の運動で努力・工夫していること、哲学を若い人に語っていくときに注意していること、などを語る。このときの報告は機関紙『唯物論と現代』に掲載。
30代ふり返り(46)。2010年11月28日、労働学校や活動の仲間であるT&Yの結婚を祝う会がコンベックス岡山で行われる。実行委員として参加。あのだだっぴろいコンベックスで結婚式をしたのは、T&Yが最初で最後となるであろう。ちなみに、岡山労働学校で出会い結婚したカップルは多い。
30代ふり返り(47)。2011年3月11日。東日本大震災。その時間はちょうど倉敷で重税反対の統一行動に参加していた。時間がたつにつれ、とんでもない事態になっていることがニュースなどで伝わってきた。当時はSNSはしていなかったので、テレビに釘付け状態となった。そして原発事故…。
30代ふり返り(48)。東日本大震災と原発事故。いまだ経験したことのない事態に、気だけあせるが、できることといえば、街頭で募金を訴えることと、原発が最悪の事態にならないよう祈ることぐらいだった。ほとんど力になれない自分を感じる。そして4月のいっせい地方選挙はそのまま行われる矛盾。
30代ふり返り(49)。2011年5月に開校した81期岡山労働学校は「哲学ものがたり教室」。すべての講義を担当するが、哲学史を話すのはもちろん初めてで、自分も勉強しながらの講義となる。しかし、この講義をしたことは、哲学への理解をひとまわりもふたまわりも深めたと思っている。
30代ふり返り(50)。2011年2月~3月、民主青年同盟の『われら高校生』に「科学的世界観を学ぼう」というテーマで3回の連載を執筆。高校生に語るということで、「わかりやすさ」が求められたが、なかなか良いものが書けたと自分では思う。とくに弁証法の回。