今日は午後から体調イマイチで
早々に帰宅す。
布団のなかで
『エンジェルフライトー国際霊柩送還士』
(佐々涼子、集英社文庫)を
読みながら、ウトウトしながら、
また読む。
これも、
死について書かれた本だと思う。
死は身近にある。
看護や医療の本をたくさんよむように
なってから、いちばん変わったのは、
その意識をもつようになったこと。
事故、事件、突然死、災害、
リスクはいつでも影に控えている。
先日、「来年2月」の講師依頼があり、
まあ引き受けたのですが、
「来年まで生きてればね…」というのが
ほんとうのところの実感だ。
いや、別に病気でもなんでもないし、
2080年まで生きることが目標ではあるけど、
「命ってはかないからね…」と
刹那的に思うのもまた事実なのである。
心臓が休みなく鼓動し、
血液が循環し、酸素を取り入れながら、
ぼくは今を生きている。
でも、「明日も必ず生きている」とは
誰にも言えないんだよね。
「たぶん、今すぐ死にはしないけど」
というぐらいの心構えで、
「死」を意識し続けるのが、いいのだろう。
ふう。
とりあえず寝ましょう。