今日と明日(10日・11日)は、
愛知で行われる「労働学校交流会2016」に。
(12日もそのまま東京で会議なので次のブログ更新は13日です)
私は今日の最初の問題提起(約1時間)のお役目です。
労働学校運動、岡山でも全国的にもなかなか
たいへんになっています。
開催権も少ないし(西日本は比較的がんばってますが)、
募集も全国共通で困難さをかかえています。
でもだからこそ、学びあうことが大事ですね。
この取り組み、ほんとうに「労働学校」だけの
学習交流としては久しぶり。
参加県・参加者数ともそんなに多くないのですが、
定着して、定期的におこなえるようになればと思います。
私の問題提起のレジュメの最後の部分を以下紹介します。
5。労働学校運動の実践・教訓を「みんなの財産」に。
継続的に場をつくろう。
◇都道府県学習組織の労働学校は、開催県数も規模も縮小傾向
◇しかし各地のねばり強い実践により、労働学校運動の教訓も
たくさんある。
*実践や教訓を「全国の仲間の共有財産」にする機会が少ない。
もっと手をつなぐ必要。
*おたがいの運動を批評(弁証法的批評)する。実践から
普遍的な法則性を抽出する。と同時に、地域的個別性の
側面や要素もとらえ、その総体として学びあう。
◇労働学校運動を学びあう「角度」について
①どのような学習教育内容か。カリキュラム内容・構成・量。
カリキュラムづくりのプロセス・検討過程。講師の姿勢や
注意点。テキストの有無。受講生の変化と受けとめ。
②労働学校参加者が「生き方」や「価値観」を交流させ、
労働者らしく成長する人格的発達の過程。学びの場でどの
ような交流や触発が生まれているか。しかけをつくる側の
姿勢や工夫。討論のあり方。スケジュール配分。ニュース。
交流企画など。
③そうした実践が組み立てられる運動側の取り組み。募集活動。
運営委員やチューター養成。学習運動組織と労働組合との
協力関係。学習運動組織と労働学校運動の組織論。
◇さいごに問題意識として
*「労働学校」だけが突出して前進・成功する、ということは
ありえない。総合的に運動を展開する必要がある。学習活動
を担う人を目的意識的に育てる場をたくさんつくる。
*労働組合運動のなかでの学習教育活動の位置づけが高まる
こと。しかし労働組合は教育それ自体を目的としておらず、
簡単ではない。労働組合から頼られる運動に。
*理論的研鑽。知的魅力。伝える力。1人ひとりが貪欲に学び、
その学びを交流しよう。私たちの理論も日々更新されていく。
「伝える方法」にも執着。ネット・SNSも活用を。