長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

消費税がなかった時代を知らない若い世代

火曜日(31日)のソワニエ看護専門学校での
今年度6回目の授業は、生活と働くことの結びつきについて。
あれこれあれこれ。

消費問題を少し話をしたのですが、
けっこう強い反応がありました。

日本は生活費にやたらとお金がかかること、
消費税は逆進性並びに生活必需品にもかかる税金であり
憲法違反であると説明。

1989年3%、1997年5%、2014年8%、そして10%への増税、
と消費税の歴史も説明。するとやはり、
消費税がなかった時代があったことを知らなかった
学生さんがいました(感想文に書いてた)。27年前ですからね…。

どんな問題でもそうですが、歴史や成り立ちを伝えていかないと、
現象としてみえるのは「いま」の姿だけですから。
そもそもや歴史を伝えることは大事です。

「18歳になったので選挙かならず行きます」と
感想文に書いてくれた学生さんも。

生活と働くこと。生活と政治。
日常を規定しているこれらのことを、きちんと認識し問いを立て、
主体的に参画できるようになってほしいです。

しかし、「生活にゆとりないです!」と書いていた学生さん、
多かったですね…。将来への不安も。
その不安の意味や正体と、しっかり向きあってほしい。
その手助けを少しでもできればなと思います。