最近読んだ本。
相変わらず、なんの系統性もない。
『くちびるに歌を』(中田永一、小学館、2011年)
同名の映画を昨年?みて感動。
この原作も味わいがあったが、
映画は柏木先生の背負っているものを描き、
「手紙」の歌詞とストーリーが交差して
より感動が深くなっている印象。
また合唱の素晴らしさも映画はより昇華していたと思う。
原作も良かったけど。
『好きになる免疫学』(萩原清文、講談社、2001年)
イラストも交えて、免疫のそもそもとシステムをわかりやすく。
自分でないものを排除するという免疫機能、
といえば単純だけど、無駄や偶然をたくさんふくんだ
壮大なドラマが体内では繰り広げられている。
人間の体は摩訶不思議だ。
『日中関係の未来を共創するー両国元外交官・大学生の提言』
(丹羽宇一郎・王泰平・谷口誠他著、川村範行編、かもがわ出版、2016年4月)
2015年秋に名古屋で行われた国際シンポジウム
「日中大学生討論会」の記録。
おたがいの国の大学生による議論が貴重。
相互理解がやはり鍵だなと実感する内容。
『ホッブズーリヴァイアサンの哲学者』(田中浩、岩波新書、2016年2月)
近代国家論の創始者と位置づけられるイギリスの哲学者ホッブズ。
「人間中心」という思想は今では当たり前に感じるが
当時(17世紀)は根本的価値観の転換だったのだろうな。
ほかいろいろ発見があった。
『時間を取り戻すー長時間労働を変える人事労務管理』
(渡部あさみ、旬報社、2016年3月)
人事労務管理の視点から労働時間問題を具体的に
考えている内容で、参考になる。
「なぜ長時間労働になるのか」の分析の視座を
職場の実際に置くことも大事だなと。