長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

国家権力から人権を守らなければならない

ここ2週間ほど、国家権力による、沖縄東村・高江での
米軍ヘリパット(オスプレイ訓練場)建設の強行・暴虐を
見せつけられている。
どんな言葉でこの憤りを表現したらいいのだろうか。

雑誌『前衛』8月号、同志社大学・岡野八代教授の論文、
「戦争に抗する思想~戦争と民主主義・立憲主義を考える」での
指摘が、そのまま表出していると思う。


「国家とは暴力を合法的に独占している唯一の組織」

「安倍政権の暴走がここまでくると、私たちはもう1歩
進んで、いま国家は、本当に私たちが必要としている
もので、私たちの人間性を守る役割を果たしているのか、
と問い直す必要があると思っています」

「安倍政権のもとでは、人間が営む貴重で、すべての
人に影響力がある政治という営み、そもそも政治や国家、
税金を払うということの正当性がほとんどなくなって
いる政権運営になっているのではないかというのが、
いまの私の現状認識です。とても深刻だと思います」

「人権が何から守られなければならないのかは、はっきり
しています。それは国家の権力であり、国家暴力つまり
戦争です」

「国家がどれほど危険な存在だったか―いまでも危険な
存在です―、だからこそ政治家として政治を営むことは、
いかに危険な仕事なのか、という謙虚さをいっさい感じ
ない。安倍首相の振る舞いは、まさに『万能感』にあふ
れています。そこに大きな憤りを感じます」