最近読み終えた本。
『ぼくはネコのお医者さん~ネコ専門病院の日々』
(東多江子/文、講談社青い鳥文庫、2018年2月)
私も猫を2匹飼っている。
日本では、飼い猫の数は増え続け、
ついに飼いイヌの数を上回ったそう!
猫も生き物ですから、いつも健康というわけではない。
私の飼い猫も調子が悪くなったことがあり、
動物病院のお世話になった。
猫はしゃべれないから、なぜ調子が悪いのか、
見ただけではわからない。獣医さんは心強い存在だ。
この本は、
猫だけを診る動物病院で獣医をしている・服部幸さんが主人公。
なぜ猫専門の病院をつくろうと思ったのか、
またその日常を丁寧に取材。
服部さんやそれぞれの飼い主の猫への思いが伝わってきて、
とても共感したり、涙したり。
猫と病気、飼い主としての責任も考えさせられる。
そして、こんな猫専門病院が近くにあったらなあーと。
『日本軍兵士~アジア・太平洋戦争の現実』(吉田裕、中公新書、2017年)
1944年8月から45年8月の敗戦にいたる
「絶望的抗戦期」を中心に、日本軍兵士のリアルに迫る。
軍隊は社会の反映。兵士を無惨な死に追いやった構造や思想。
そして無能。いまの安倍政権とだぶりまくる。
『子どもの人権をまもるために』(木村草太編、晶文社、2018年2月)
とても良い。たくさんの大人に読んでもらい、
子どもの人権問題をとおして、
自分自身の人権感覚も磨いてほしいと思う。
家庭・学校・法律や制度の角度から、
子どもの人権をまもる実践をしている方々の力作論考集。
『21世紀をつくる君たちへ』(木村孝編著、学習の友社、2018年2月)
学習運動に関わる哲学者たちが若い人に語る。
ちょい難しいけど。表紙が若者むきでないけど。
ムヒカの
「モノを買うとき、人はお金で買っているように
思っています。でも、じつはそのお金を稼ぐために
働いた人生の時間で買っている」が秀逸。まさに。