長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

運動に活かせる、『ザ・コーチ』(谷口貴彦)

『ザ・コーチ~最高の自分に気づく本』(谷口貴彦、小学館文庫、2016年)
を読み終える。

f:id:benkaku:20180702130821j:plain



副題がイマイチだけど、良書です。
目標、目的、ゴール、ビジョン、夢。
これらの言葉の定義をはっきりさせつつ、
関連性と具体的行動やモチベーションを引き出す
基本スキルがわかりやすく学べます。

組織や運動にも活かせます。
もちろん本書の内容すべてに同意ではありませんが、
言葉の定義をはっきりさせること、
構造をきちんと把握し、感情やパーソナルな部分まで
ふくめて「目標の達人」になることへの
知識や工夫がいっぱいです。

1度読み、もう1度さらさらと読んで、
自分なりにどう応用していくか考えているところ。


以下、自分用のメモです。

「目標を掲げる人は多いです。しかし、本当の意味で
目標を活かしきっている人は、少ないと思います。私
たちは、小さい頃から目標を設定することが大切だと
聞かされてはきましたが、そもそも目標とは何かにつ
いての学習をしたことがありますか? 学校では、目標
について何も教えてくれません。それでいて、大事だ
と言われるのですから、誰もが混乱するのは当然です」(44P)

「目標はあくまで、目的に向けての目印でしかない」
「目標は、目的の実現のために設定されるもの」(57P)

「目的のための最終的な目印がゴールで、そのゴール
までの途中の目安や、通過点として置くのが目標」(58P)

「目的、ゴール、目標の関係性を理解して、区別しな
がら、自分の人生の様々な場面で設定することが大事
です」(59P)

「会社の目標と個人の目標の接点を見つけて共有する」(134P)

「そこに属する人の成長の総和が、企業の成長」(139P)

「ゴールや目標を立てる時は、行動が伴います。行動
にはエネルギーが必要です。だから、自分にとって
行動のエネルギーになるのが何なのかを明確にして、
ゴール設定すればいい」(153P)

「行動計画を目標としてしまうと、人はノルマと感じて、
行動の意欲が湧きにくくなる・・・。そもそも目標とは、
一言で言うと、ゴールに到達するために設けた途中の
目印です。そして、その目印を通過するためには、どう
するかを考えたものが行動計画」(164P)

「ゴールを構成している要素を“見える化”して」(172P)

「目標に向かう行動をする時は、自分の行動特性をし
っかり把握して、それに合わせたプランを考えること
が大事」(219P)