長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

「背中を押してもらった気がした」

きのう(29日)は、
92期岡山労働学校「職場を変える、哲学教室」の最終回。
9回目でした。参加は13名。

この日のテーマは「社会も変える、職場も変える」。

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まあ、社会を変えないと職場も変わらない、という話なんですが、
ちょうどしんぶん赤旗日曜版の最新号に、
教職員のブラックな働き方や日産ゴーン問題があって、
活用させてもらいました。

で、安倍政権によって人間の尊厳が壊されていること、
でも「怒る」ためには人権感覚が大事で、
それを育てあうことが必要だと強調しました。

さらに、上流と下流のいつもの話をして、
正しい社会認識をもつために、
メディアリテラシーをみがくこと、集団で認識すること、
学びあう場をたくさんつくろうと呼びかけ、おわりました。

グループ対話のあと、
修了式をおこない、各自の修了発表や
修了証書の授与が行われました。
通し受講15人中、9人が修了しました(10回中7回以上出席)。

今期の労働学校全体の感想やら総括やらは
また書きたいと思います。
とりあえず、きのうの講義の感想文をいくつか紹介します。


■今期の集大成的な内容で、背中を押してもらった
気がしました。学習したい! けど1人では時間も
なくてやり切れないし、多くの人と一緒にお互い
学んでいくことにしまーす。

■“川の下流だけでなく上流も”は本当に大事だなと
思った。結果は目に見えて分かるけど、原因を正し
くとらえて変えていくことが必要だなと分かった。
間接認識ばかりだなと思って、直接、現実にふれる
機会をもっともちたいなと思った。

■安倍政権に壊されてきたものを取り戻すにはやっ
ぱり仲間を増やし、知識を増やし、声をあげること
なのかなと思いました。正しい情報を正しく伝える
ことができるように学習していきたいと思いました。
上流を見ていくように、そして怒りを原動力に、こ
れからも学習できる場に参加したいです。

■社会がムチャクチャで職場がハッピーなんてこと
はないと聞いて、そうだなあと思った。個々の職場
の問題も大切だけど、もっと根本である部分にも
目を向けないといけないなと思いました。

■怒るためには、自分の価値への自覚がいるという
言葉は名言だと思う。何より自己肯定感をなくして、
怒る国民をへらして、あきらめさせてるのか!!と
怒りが増した。今の社会のおかしさを端的にどう
伝えるか、そのためにも学ばなければいけないし、
広げていかないとと思った。