長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

自分を大切にするために、依存先を広げる

きのう(12日)は、介護休みの1日。
といっても、私ひとりが相方を介護するわけではなく、
ヘルパーさんなどが入れ替わり来てくれます。

最近、うちに週何回も来てもらっていたヘルパーさんが
夫さんの病気をきっかけに退職されるので、
その穴埋め調整が結構たいへんなことに。
(ケアマネさんがご苦労されています)

12月から、新しい事業所さんにも入ってもらう予定です。
介護分野は慢性的な人手不足であることを実感します。
でも、介護の支えがないと、わが家は崩壊です。

よく、「他人に介護される」ことに
拒否感をもつ方もおられます。
家や身体というのはプライベートな部分なので、
その気持ちは一定わかります。

ただ、家族介護だけだと必ず限界がきますし、
「他人」というのも、なんというか・・・、変化するんです。

うちに来ていただいている方で、
長い方だともう2年ほどになります。
そうなると、もう「他人」とは思えなくなるんです。
家族とまではいかないけど、
距離的にはかなり近くなります。

うちの中のどこに何があるかも、
遠くの家族より知ってます。

安心感だってあるんですよ。実際に助けてもらっているし。
介護されている方は、みなやさしくていい方ばかりですし。

一緒にいる時間が多くなればなるほど、
いろんな話もしますし、
のっぺらぼう的な「他人」とは言えなくなるんです。

たくさんの方に支えてもらい、
依存先を広げているからこそ、
私たちが私たちらしく暮らしていける。そう思います。