最近読み終えた本。
『日本の戦争Ⅱ 暴走の本質』(山田朗、新日本出版社、2018年)
全7章のどれも勉強になったけど、
第1章「軍備拡張競争の実態:建艦競争を中心に」は、
「抑止力」の名で軍備拡張を続ける現在の日本と重なる。
凄まじい浪費性と結果としての国家財政破綻(国民生活の犠牲)。
歴史を直視せねば。
『硫黄島 国策に翻弄された130年』(石原俊、中公新書、2019年1月)
知らなかったことばかり。
ぼくも沖縄戦の学習会では「硫黄島も地上戦があったが、
住民はあらかじめ疎開させられていて、住民を巻き込んだ
地上戦としては沖縄だけ」と説明していた。
修正必要だな。硫黄島、行ってみたい。
『200歳のマルクスならどう新しく共産主義を論じるか』
(聴濤弘、かもがわ出版、2018年)
マルクスの残した理論を導きにしながら、
つきつめ、問い、自分の疑問に答えをだしていく。
聴濤さんのこうした姿勢に強く共感する。