長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

人権感覚をみがきあう場をつくるしかない。

今の日本の状況をみていると、
人権感覚の底が抜けていると感じることが多々ある。

ツイッターなんかをながめていると、
暗澹たる気持ちになる。
ヘイトや人格攻撃あふれる世界なのだ。
そういう言説が幅をきかせている。正直、疲れる。

職場でも人権侵害があふれている。

もともと、「労働契約関係は、他の契約関係よりも人権侵害の
起こりやすい関係」(『労働法<第3版>』有斐閣)である。
だからこそ、人権保護の観点からの法規制が必要であり、
労働組合が人権を守る砦となる。

でも、人権感覚が育っていない、さびついている状況では、
法律があっても、労働組合があっても、人権は守られない。

あたりまえの人権感覚をみがきあう、
そんな場をたくさんつくるしかない、と最近思う。

そして人権を守るための連帯。痛みでつながる連帯。
人権侵害を行なうのは、国家や資本などの強者である。
1人では人権は守りにくい。つながりあって、人権を守る。

浜林正夫さんの学習の友社の本、おすすめです。

f:id:benkaku:20190325141229j:plain