長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

「『灯火の言葉』『湧き水の言葉』を出せる人になりたい」

昨夜(24日)は、93期岡山労働学校の第4講義。
「人間の言葉について」でした。
雨のなか24名が参加。ありがとうございます!

講義では、
後半ふれた上西充子さんの『呪いの言葉の解き方』(晶文社)
への反応がびんびん!

f:id:benkaku:20191024201408j:plain

終了時間がきても、いつまでも感想交流が続いていました。

また、
久しぶり!よくきた!という若者、
大阪からわざわざ参加された方、
娘さんに誘われてきた方、
みんな素敵でした。

さまざまなバックホーンや年齢層がおりなす言葉のまじわり。
労働学校のおもしろさです。

以下、感想文を紹介します。

■「灯火の言葉」「湧き水の言葉」。すごく自分の
心のなかにすっと入ってくるものがありました。
様々な言葉がある社会の中で、自分はどんな言葉を
伝えていくか、考えさせられました。

■どんな言葉を発するかが“私”という人間をつくって
いるんだと思いました。呪う人間でなく、灯火を
与えることができる人になりたいと思いました。

■書いて残し、成長する。苦手なことですが、やら
なければと思いました。呪いの言葉…確かにと思い
ます。解き放つ言葉をたくさん身につけようと思います。

■今回の講義が、自分にとっての灯火の言葉だらけでした。

■「灯火の言葉」という言葉が気に入りました。
「がんばろう」はあまり言いません。疲れはてて
何もできなくなった時「よくがんばってきたネ」と
言われ泣きそうになったことがあります。「支配
する側」の言葉に汚染…にドキッとさせられました。

■「灯火の言葉」というのを今回初めて聞きました。
自分の気持ちを素直にうまく言葉で伝えるためにも
メモや日記に記すことも大切だなと思いました。
類語の話のなかで、相手の気持ちや感情をうまく
くみとれるようになりたいと感じました。悪いこと
も慣れると定着しやすいという言葉に共感しました。

■知らないうちに傷つけていることもあるし、はげ
まされることもある。言葉って難しい。「灯火の言葉」
「湧き水の言葉」を出せる人になりたい。日記をもっ
と書こう。

■言葉のもつ役割の奥深さを知れました。書き言葉、
考える力にも、多くの人と共有することにもなる。
自分を見つめ直す大切な作業だと感じました。
人権の言葉=すべての人を肯定してくれる「灯火の
言葉」…イイですネ。

■自分の前の職場での経験を思い出して、自分も
「呪いの言葉」に縛られていたと思いました。言葉
の使い方は考えないと人を傷つけることになる。
言葉について考えるきっかけになる、いい講義でした。

■娘に誘われて来てみましたが、いろいろな方たち
の交流も含めて、とても印象に残る話でした。呪い
の言葉も灯火の言葉もたくさん経験したなかで、
湧き水の言葉を発せられる人になれたらと思います。

■最近、参加した大会や会議で心に残ったコメントや
言葉、自分で考えたことをメモして、帰ってきてその
ままにしておいたものを整理して書き直しています。
今日の講義を聞いて、その行動は体を使って書きなが
ら思考し直し、さらに考えを深めていたんだなと、
思いあたりました。書ききれないですが、今日の講義
の内容は、いま自分に必要なことばかりだったので
受講して良かったです。

■書いた言葉は「残る」だけでなく「広がる」という
話に納得しました。話した言葉は、同じ場所にいた
人しかきけないし、残らないけど、書いておけば、
未来に残り、他の人にも伝えられる。どんな言葉を
使うか、選ぶかだけでなく、その言葉をどう使うか、
伝えるかも考えていきたい。