岡山労働学校などで以前、
数回講演いただいた沢山美果子さんが、
岩波新書から新刊を出されました(8月刊)。
『性からよむ江戸時代~生活の現場から』(820円+税)です。
江戸時代の人々の性意識や規範を、史料から丁寧に読み解いています。
現代の価値観から批評するのではなく、
その時代に生きた人に寄り添う姿勢が印象的です。
興味のある方は、ぜひ手に取ってみてください。
第1章:交わる、孕む―小林一茶『七番日記』
第2章:「不義の子」をめぐって―善次郎ときやのもめごと
第3章:産む、堕ろす、間引く―千葉理安の診療記録
第4章:買う男、身を売る女―太助の日記
第五章:江戸時代の性