長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

「看護覚え書」を語る

20日(火)午後は、ソワニエ看護専門学校での今年度9回目の授業。
メインは、科学的なものの見方、事実から出発し、事実を積み上げること、
科学的なものの見方の妨げになるものについて、など。

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看護にそくしていうと、やはり「患者の観察」ということで、
ナイチンゲールの『看護覚え書』の
13章「病人の観察」を中心にあれやこれや語る。

で、『看護覚え書』を手に取ると、
ついついいろいろ語りたくなるのが性分であり。
生活や貧困をとらえるナイチンゲールの視野、
労働者が職場で病んでいくことへの
怒りを表現する彼女のヒューマニズムなどなど。

感想文で、ナイチンゲールに触れている学生さん多く、
刺激になったみたいでよかったなと。ちょっと紹介。

■先生がすごくナイチンゲールを好きなので、私もしっかりちゃんと読んでいきたいです。

■看護は観察することがいかに大切なのか学んだ。先生のナイチンゲールに対する思いが伝わってきて、もっとナイチンゲールを知りたいと思った。

■ナイチンゲールの言葉は本当に奥が深いなあと思った。時間があるときに、もう一度『看護覚え書』を読んでみようと思った。

■初めて『看護覚え書』を読んだときに、イメージと違う!と衝撃を受けたことを覚えています。「白衣の天使」というイメージが強すぎて、ナイチンゲールってこんなに怒りをあらわにした人だったの?、「!?」多すぎない?という感想を今でも覚えています。

■先生が読んでくれた覚え書で、覚えていないところがありましたので、夏休みにもう一度読んでみます。

■ナイチンゲール、きびしいけど、人の命を預かるっていうことは、そうゆうことなんだろうなと思った。

■1度しかナイチンゲールの覚え書を読んでいないので、テストが落ち着いたらもう1度読んでみようと思いました。

■先生が愛読する、看護覚え書には、たくさんの付箋がはってあって驚いた。

■ナイチンゲールの看護覚え書の言葉で、たくさん気になった言葉があったので、また読みなおしてみようと思います。

■ナイチンゲールが「経験だけでは一人前になれない」と言っていることが心にささった。経験の中に観察も入った経験をつんでいけば一人前にはならずとも良い看護師になれるのかなと思った。

■改めてナイチンゲールはすごいなと思いました。

■ナイチンゲールのすごさをまた改めて学習できた。観察をちゃんとしたい。

■ナイチンゲールみたいなすてきな人になりたい。

■ナイチンゲールは昔の人だけど、現代の人が読んでもすばらしいと思える内容の本が書けるすごい人なんだと改めて思った。どおりで憧れる人が多いわけですね。