長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

運動論が求められている!

金曜日(17日)の夜は、
60分de名著の第2講座
「社会運動の手法~鎌田華乃子『コミュニティ・オーガナイジング』」
でした!

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寒風吹きすさぶお天気(外は)でしたが、
この日の夜も200人を超える方がリアルタイム参加!

COの核心とポイントについて語り、交流しました。
運動論が求められてます!交流も楽しかった!!

以下、おふたりの感想を紹介します。

■今日も楽しい講義をありがとうございました!初めの問いかけ「活動の中で身に付けたいスキルは?」について、私は「周りを巻き込む力」「主体性を引き出す力」を身に付けたいなと思い浮かびました。そのために必要なのが、やはり対話なのだな、と講座を受けてみて感じました。中でも、「私を語ること」の重要性を再認識しました。安保法制の運動の広がりのカギもこれだったと思います。私を主語にした唯一無二のたくさんのストーリーに共感が集まったし、「私」が思ったことは誰にも否定する権利はありません。でも、私を語ることはとても勇気のいることですし、自分の気持ちを置き去りにして多忙な日々を送っている人も多いと思うので、行動の土台として、自分のもやもやに向き合ったり、表現する練習が必要なんだと思います。「私を語る」ことができる安心できる場と、チームでお互いのリソースを発見し合える関係づくりから始めてみたいと思いました。

■本日の講座、どうもありがとうございました。第1講座とつなげてよく理解ができました。理不尽の前で沈黙させる自己責任という呪いの言葉が降り積もったこの社会を変える方法としてコミュニティ・オーガナイジングが有効であること。誰といっしょに取り組むかがまずなにより大事で、その”誰か”といっしょになるには一対一の対話が大事で、それには心を開いて私のストーリーを語り合うことが大事であること。どこかで聞いた言葉ですが、やはり人は人に興味を持つのだなあと思いました。「理不尽だよね」と自分の経験をもとに自分の言葉で語って共感しあえる場をどうつくるか、考えてゆきたいです。