長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

こうした技術を普遍的な運動文化に

きのう(15日)午後は、
オンライン連続講座「60分de名著」第3講座の土曜回。
約70人の方がリアルタイム参加☆

f:id:benkaku:20220115150356j:plain

「参加型の場をつくる―中野民夫『ファシリテーション革命』」は、
「すぐに実践したい」という感想が多く、
現場のニーズにかみあった中身になったなと。
こうした基本的な「技術」をもっと普遍的な運動文化にせねば、と思います。
以下、寄せられた感想のなかでいくつか紹介します。


■「ファシリテーションと民主主義は太くつながっている」「参加型の場は運動の目的達成のために欠かせない」ということが印象に残りました。身近な会議の場に引きつけて話ししてくださったのでわかりやすかったです。一人ひとりの力を引き出していくためには参加型の場が欠かせないし、それを作るにはやはりちょっとしたコツや技術があって、それがファシリテーションなのだなと理解しました。身近なところから取り入れていきたいです。

■2月に全国の生協の委託や生協子会社で働くなかまの交流会を主催するのですが、「誰に、何のために」という目的をはっきり主催者側で共有しておく必要があると感じました。会議ではできるだけたくさんの人が参加し、発言できるように会議構成や時間配分、空間デザインを工夫してみようと思います。

■本を読んで参加しました。チェックインそしてふりかえり、わかちあいを日頃の会議でも意識して取り入れたいなぁと本を読んだ時も思いましたが、講義を聞いて、改めて感じました。岡山学習協での取り組みの紹介もあり、とても参考になりました。会議の多い職場で、会議を効率よく、そして課題をいかにすすめることのできる場にするかを考えていましたが、会議そのものが学びの場、成長の場と考えるとまた違ってきます。

■約30年ほど前に、大学生協の学生メンバーでの活動の中で、実践・経験しながら何となく身に付けたことが、「あぁ、その時にやってたことって『ファシリテーション』だったんだ」と感じました。つながりのない新入生を、どんな風にすればスムーズに企画に入れるか、学習講演で受け止めたことをどう表現してもらうか、何をどのように総括するか…。そこで経験したことが、今も労組専従として組織運営・会議運営にいきています。時を現在に戻すと、ちょうど来週午後に15単組50人ほどが集まる会議があるので、その中のワークショップを考える必要があったので、組み立てるうえで大いに活用できるものでした。話を聞きながら、「う~ん、チェックインはどんな風にしようかな」「あ、模造紙用意するの忘れてる」など、超具体的な気づきや発想につながりました。ただ、来週の企画も30人くらいは会場に来て参加しますが、20人くらいはオンライン参加なので、この辺の進行が大変難しくなってきているのが、最近の会議の特徴です。