「平和でなければ生きられない」

今日（8日）の午前中は、
岡山県障害者・患者・家族9条の会の学習会で講師のお役目でした。

「人間の尊厳と日本国憲法—平和でなければ生きられない」をテーマに1時間。
その後感想交流を30分ほど。

あたたなかな雰囲気の会で、みなさんの受けとめも嬉しいものでした。

戦争中の障害者の証言も紹介しました（横浜空襲の際に運よく
逃げられた脳性麻痺の方のもの）。
障害者の多くは、戦争になっても逃げられません。
また食糧難の時代、どれだけの障害者が飢えで殺されていったか…。

戦争に役立つか、たたないかでふるいにかけられ、
「邪魔者」「ごくつぶし」「非国民」の言葉が投げつけられた障害者。
優生運動によって生きること自体を否定されました。
しかし、21世紀になったこんにちでも、優生思想は根強く残っています。

日本国憲法の平和主義、人間の尊厳について、
あらためてその言葉と人間観に依拠して、声をあげていきたいと思います。