最近読み終えた本。
■『原発を止めた裁判官による 保守のための原発入門』
(樋口英明、岩波書店、2024年8月)
いままで読んできた原発に関する本や論文のなかで、
最も分かりやすく、明快。いますぐ日本のすべての原発を
止めなければならないことが、シンプルに理解できる。
原発は国防問題。保守こそ一読を。
■『富士山』(平野啓一郎、新潮社、2024年10月)
平野さんの短編集は初めて。5編それぞれテーマがあって、
読者に考えさせる平野小説だなと。
表題の富士山でぐっと世界に引き込まれ、
最後の英雄ルーシー(題はストレス・リレー)で読後感さわやかに。
あっというまに、読み終えてしまった…。次、お待ちしています。
■『境界線』(中山七里、宝島社文庫、2024年8月)
ミステリー小説でありつつ、東日本大震災でつくられた
「境界線」が織り込まれていて読み応えがあった。
映画は見たけど、原作は未読だった『護られなかった者たちへ』
(同じ中山さんの小説)も読もう。
■『地面師たち』(新庄耕、集英社文庫、2022年)
先日、ノンフィクションの『地面師』(森功)を読んでからの流れ。
やはり小説だと細部の情景や、登場人物の背景とかを(創作だけど)
描いているので世界に入っていきやすい。
ちなみにネトフリのドラマは未視聴。
■『ネット情報におぼれない学び方』
(梅澤貴典、岩波ジュニア新書、2023年)
久しぶりに図書館行きたくなったなあ。一次情報の探し方など重要。
ネットの活用法ふくめ、フェイクニュースに惑わされない姿勢を学べる。
学校でも全生徒にこういうレベルの情報リテラシー教育してほしい。