ねこ、居るのは、セルフタッチング、銀の猫、労働組合
最近読み終えた本。
■『ねこだまり 〈猫〉時代小説傑作選』
(細谷正充編、PHP文芸文庫、2020年)
江戸の猫にまつわる短編6作を収録。作家はすべて女性。
諸田玲子、田牧大和、折口真喜子、森川楓子、西條奈加、宮部みゆき。
ネコ好きはとくに楽しんで読めるかな。
今年も気分転換に時代小説たくさん読みたい。
■『居るのはつらいよ ケアとセラピーについての覚書』
(東畑開人、医学書院、2019年)
2年前に1度読んでいたけど、ケアを深めるために再読。
思えば東畑さんの本はこれが最初だった。
沖縄の精神科デイケアを舞台にしたケアとセラピーについての話。
読み物としてもたいへん面白いのだけど、あらためて様々な学びを得る。
ケアはありふれているけど、深い。
■『みんなのセルフタッチング』(中川れい子、日貿出版社、2022年)
タッチ技術をわかりやすく伝えている良書。
自分に関心を向け、自分の体を、自分の手で触れる。自分を大事にする。
感染症やSNSコミュニケーションなどの「不接触の時代」に、
触れる意味を再確認したい。1人で気軽に始められるのも利点。
■『銀の猫』(朝井まかて、文春文庫、2020年)
さながら、江戸版、訪問ヘルパー小説。これほんとうに
現代とかぶりながら読める。介護の喜怒哀楽や視点、
難しさもしっかり書き表す力量に脱帽。ケアの倫理がにじみでてる。
もう1回最初からゆっくり読みたい。朝井まかてさん素晴らしい。
朝井さんの他の時代小説も今年は読んでいこう。
■『なぜ今、労働組合なのか 働く場所を整えるために必要なこと』
(藤崎麻里、朝日新書、2025年1月)
記者さんの書く文章なので、スイスイ読める。
ナショナルセンター「連合」の担当をされていた経緯もあるけど、
日本編で紹介されるのはほとんど
連合傘下の労働組合(まあ影響力もあるけど)。
不満な部分もあるけど、さすがの取材力で、学びは多い。
米国編もあり。労働組合は社会の公器。
労働運動再興のために、こうした書籍がどんどん出されてほしい。
