支え合う、責めて、酒を主食と、他者と、お日柄も
最近読み終えた本。
■『なぜ人と人は支え合うのか~「障害」から考える』
(渡辺一史、ちくまプリマ―新書、2018年)
6年ぶりに再読。2016年の津久井やまゆり園障害者殺傷事件にみる
「障害者観」から入り、人と人が支え合うこと難しさや奥深さが語られる。
『こんな夜更けにバナナかよ』の著者。関係性のなかにある人の尊厳。
■『なぜ人は自分を責めてしまうのか』
(信田さよ子、ちくま新書、2025年3月)
臨床心理士の著者のオンライン講座を1冊にしたもの。
カウンセリングをしていると、こんな親子関係、家族関係に
出会うのだなあと。でも、どんな人にも地続きの問題でもあるような。
近代家族やケアの落とし穴。
■『酒を主食とする人々 エチオピアの科学的秘境を旅する』(2025年1月)
おもしろい。テレビ番組の取材ということもあっての
トラブルやフェイクの数々。なにより朝からお酒をがぶがぶのむという
エチオピアのコンソとデラシャの人々の生活に興味津々。
「お酒は控えめに」の科学的知見が揺らぐ笑。
■『他者と生きる リスク・病い・死をめぐる人類学』
(磯野真穂、集英社新書、2022年)
うーん、全体的に抽象度が高くて、いまいちよく分からなかった
(議論している内容についてはある程度分かるが)。
結局これは何の本なのだろう。
■『本日は、お日柄もよく』(原田マハ、徳間文庫、2013年)
原田マハはこんな小説も書けるんだなあと。
スピーチライターになった主人公が、政権交代のかかった総選挙の
野党候補の演説ライターとなる。どんな言葉を、誰に伝えたいのか。
スピーチの技術を学べる小説でもある。
憲法も出てくるし、後期高齢者医療制度を批判的に書いていて、
まっとうな政治の言葉がありますね。
