ケアリング、子どもがケアする、あらがうドラマ、挑戦するフェミニズム
最近読み終えた本。
■『ケアリングの視座~関りが奏でる育ち・学び・暮らし・生』
(晃洋書房、2023年)
教育や保育、地域、医療の視点から、ケアリング(相互にケア
しあっている状態や態度)について考察している論文集。
メイヤロフの『ケアの本質』がやたらと出てくるなー。
もう1回読みなおそうかしら。
■『「子どもがケアする世界」をケアする~保育における
「二人称的アプローチ」入門』(佐伯胖編著、ミネルヴァ書房、2017年)
保育の世界は奥深いね。理論と実践の往復。
自分以外の誰かをよく生かそうとするなかで、結果的に(自分が)
よく生きていることになっている。子どもの世界でも。
■『あらがうドラマ』(西森路代、303BOOKS、2025年3月)
日本のテレビドラマもがんばってるぞ!の評論集。
取り上げられていたもので私が観たのは、
「逃げ恥」「エルピス」「燕は戻ってこない」
「フェンス」「団地のふたり」「阿佐ヶ谷姉妹の…」
「MIU404」「宙わたる教室」「虎に翼」
■『挑戦するフェミニズム
~ネオリベラリズムとグローバリゼーションを超えて』
(上野千鶴子・江原由美子編、有斐閣、2024年)
フェミニズムに対する理解がまた1歩深まった。
書名にあらわれているように、現代と格闘する理論だなあと。
第10章の三浦まりさんの論文が良かった。再読したい。
