ほぼ、小説かエッセイでした
最近読み終えた本。
■『火の国の城(上)』(池波正太郎、文春文庫、2002年)
新装版なので文字が大きくて良い笑。池波正太郎の小説は
ほぼ読んでいるけど、これは未読。
忍者・丹波大介が、加藤清正のために働く。
池波のジェンダー臭が鼻につくが、戦闘シーンの描写はさすがで、
どんどんはまる。
■『火の国の城(下)』(池波正太郎、文春文庫、2002年)
下巻はほぼ一気読みでした。戦国や忍者ものを書かせたら、
やはり池波正太郎はピカイチですなあ。昨年はじめて熊本城に
行ったこともあり、加藤清正が指揮して築城した名城を
思い浮かべながら読みました。それにしても忍者すごい。
■『コーピングのやさしい教科書』(伊藤絵美、金剛出版、2021年)
コーピングとは、ストレスへの意図的な対応を指す心理学用語。
セルフケアも一種の技術であるから、知識や練習が必要。
自分にあったコーピングレパートリーを書き出し、ストレスに対応する。
力尽きないために大事。
■『死都日本』(石黒耀、講談社文庫、2008年)
10年ぶりに再読。先月旅した宮崎県南、霧島連山、
そして眺めた加久藤カルデラ…。前回読んだときには
イメージしづらかった地形や距離感がリアルに感じられ、
3倍の恐ろしさで迫ってきた。
破局的噴火は、いつ起きてもおかしくないと知る、傑作大災害小説。
■『35年目のラブレター』(小倉孝保、講談社文庫、2024年)
映画は観られなかったので、こちらのノンフィクションを。
貧乏を背景にいじめられ、小学校に行けなくなり文字を
読めずに生きた壮絶な前半。皎子さんと結婚し、定年まで
勤めたあと夜間中学で文字を獲得する。一気読み。よかった!
■『ミーのいない朝<新装版>』(稲葉真弓、河出文庫、2015年)
10年ぶりに再読。やはり中盤から涙、涙。1回目のときは、
わが家のにゃんずは3歳と1歳(それから10年…)。
20年ともに過ごしたミーと稲葉さんの関係性に、前回以上に
胸をつかれるのは、わが家のにゃんずと重ねてきた時間があるからだろう。
■『いきたくないのに出かけていく』(角田光代、角川文庫、2022年)
角田さんの旅エッセイは大好き。本書も、そうだなあ、そうだなあと
思いながら楽しんだ。ひとり旅が好きで、お酒も好きで、
自分と共通することがたくさんある。と勝手にシンパシーを感じ、
自分も、次の旅計画を練るのだ。
■『もう別れてもいいですか』(垣谷美雨、中公文庫、2024年)
モラハラ夫と別れたい思いが募る主人公。生活費や世間体などの
不安で揺れ動く彼女が離婚するまでの奮闘物語。
家父長制やジェンダーの根強さ。出てくる男のほとんどがダメ男で
読むのがツラかったが、この小説に勇気づけられる女性は多いはず。
■『彼女が天使でなくなる日』(寺地はるな、ハルキ文庫、2023年)
なんだか気持ちが落ち着く小説であった。
離島というシチュエーションも好き。それにしても、またもや
子育てに苦悩する人がたくさん出てきて、日本ってほんとに…
と思ってしまう。主人公の千尋の言葉や態度が良い。
■『謎のアジア納豆~そして帰ってきた<日本納豆>』
(高野秀行、新潮文庫、2020年)
納豆好きなので、興味があり手にとった。スイスイ読めずに、
2か月ぐらい前からちょこちょこと読み進め、ようやく読了。
納豆って日本以外にもこんなに作られていたんだなと新鮮。
もはや研究書に近い。