今日(22日)の午前中は、
ソワニエ看護専門学校の2回目の授業。43名全員出席。
読書日記は、
川嶋みどりさんの『看護の力』。
しかし、川嶋みどりさんを知っている学生さんが
ひとりもいなかったねー。そんなもんか。
(遠慮して手を上げなかったのかもしれないが)
授業は、絵本『わたし』を材料に、
あれこれと、人間をとりまく諸関係と「わたし」について
考えていきました。
以下、学生さんの感想文より。
◆人間は1人では生きられないが、他者がいるなかで
自分の顔ができているとわかった。知らないあいだに、
今までも様々な顔をもった自分がいたんだなと思うと、
おもしろく感じたし、自分を成長させるのも、「つながり」を
大事にしていきたいと思った。
◆この授業を受ける前までは、「わたし」とはと聞かれても
「人間」だとか「日本人」としか浮かびませんでしたが、
数多くの顔を1人ひとりがもっており、それはたえず増えたり
減ったりすることがわかりました。
◆「わたし」は見る人によって見え方が変わることがわ
かった。川嶋みどりさんの本を読んでみようと思う。
◆わたしという個人はわたし自身がつくっているのでは
なく、周囲のとりまく環境があるからこそ成り立っているのだ。
看護師として患者であっても患者も誰かの家族であり、
つながりがある。そこを理解していきたい。
◆たしかに、「わたし」はかかわる人によって様々に変化
する。その多くの「わたし」の中で、どの「わたし」を選択
するかは私であり、そのためには経験を通さなければ
知ることはできない。人とのかかわりを恐れず、向かいたい。
◆見る人によってとらえ方が違っていました。あらためて
考えてみると、自分との「関わり」が様々でした。成長して
いくうちに、考え方や関わり方が違っていくのは、おもしろい
ことだと思います。奥が深い話で、もっと聞きたかったです。
◆少し深い内容だと思った。相手次第で、様々な自分がいて、
その自分は、つながりによって出来ている。そこまで考えた
ことはなかった。新しい自分をつくり出すために、新しいつな
がりを大事にしていこうと思った。ソワニエに入り、新しいつな
がりが出来たから、このつながりも大事にしたい。
◆今日の授業を聞いて、私は今まで支えてくれた人やこれ
から勉学を共にする仲間を大事にしたい。なぜなら、そのよ
うな人たちがいなければ今の私はないからである。
◆わたし。人はひとりきりでは生きていけないし、ひとりでは
変われない。だから、支えあって生きていくことが大切だと
私は思います。
◆よく人は支えあって生きているといいますが、これは
自分の存在においてとても重要だと思います。他人が
いないと自分は存在できないうので、この時点で他人に
支えられて、他人が存在するにも「わたし」がいないと
いけないので、他人の存在を「わたし」も支えていると
思います。日々、「わたし」とは?と考えているので、
これが正解だとは思っていません。もっといろんな知識や
出会いによって「わたし」とは?は変わってくると思います。
◆人はたくさん顔を持っているんだなと思いました。年齢が
んだなと思いました。つながりを大事にしていこうと思いました。
◆人間や私、社会についてあまり深く考えたことがありま
せんでした。「わたし」を聞いて、自分にも当てはまることが
できたので、おもしろかったです。常に他からの影響を受け、
変化していることを改めて感じました。