長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

明日から18年目

今日もバタバタと 仕事をしております。年度末ですね。わたしが学習協の 専従になったのは 1998年ですから、 丸17年たったわけです。 明日から18年目・・・。23歳の青年は、 40のおっさんになったので ありました。トシ相応の成長をとげたかと …

団結を生き方の言葉として使うのが労働者

『学習の友』4月号に書いた ミニ文章です。【Q&Aでつかむ労働組合】 「団結って普段あまり使わない言葉ですが、 なんで労働組合ではよく使うのですか」 団結だ、たたかいだ、ダンコー(団体交渉)だ。 労働組合の「言葉」には、日常会話にあまり登場 し…

過去を直視し、未来をつくろう

『岡山民報』3月29日付に 寄稿したものです。「過去を直視し、未来をつくろう」 2月上旬、ポーランドにあるアウシュビッツ 強制収容所跡を訪問した。第二次世界大戦中、 ナチスドイツによって、ユダヤ人、ポーランド 政治犯、ソ連軍捕虜など130万人が…

協力関係をつみあげたい

きょう夕方、 とある福祉職場の 労働組合書記長と カフェで懇談。介護報酬引き下げで たいへん厳しい春闘。 政治に直結している 職場だからこその大変さ。学習運動をどう 定着し、広げるか あれこれ意見交換。現場の状況ふまえ、 何ができるか。「学習は楽し…

たしかに、もったいない

今日の午後は、岡山県民医連の 第2回平和ゼミナールの9回目。昨年7月から、11名のゼミ生で 月1回学びあってきて、 今日はまとめ的なディスカッション。来月、いよいよ卒業発表。憲法、人権、戦争の実相、 自衛隊、集団的自衛権、 沖縄戦と基地問題、 過去の…

核ZERO講座終了しました☆

報告遅くなりましたが、 19日(木)に、岡山県学習協主催 「核ZERO講座」の最終講義(第5回目)がありました。テーマは、「核兵器廃絶のため、今何が必要か」 ということで、10名の参加でした。 講義後、参加者で感想交流をし、 講座全体のふりかえ…

いつ死ぬかは誰にもわからない

今日は午後から体調イマイチで 早々に帰宅す。布団のなかで 『エンジェルフライトー国際霊柩送還士』 (佐々涼子、集英社文庫)を 読みながら、ウトウトしながら、 また読む。これも、 死について書かれた本だと思う。死は身近にある。 看護や医療の本をたく…

民意無視の強権政治の実例

ふう。いちおう、確認しておきます。◆1997年に名護市民は 住民投票で反対の意思を表明。 住民の座り込みの抵抗開始。◆2010年名護市長選挙 「海にも陸にも基地はつくらせない」 とする稲嶺進市長誕生。◆2010年4月25日、県内移設に 反対する県民大会に9万人参…

東京で会議にいそしみます

東京の、いつもの会議場所に到着。 これから3日続けて会議。午前の移動中、 『紙の月』(角田光代、ハルキ文庫、2014年)を読み終える。こういう小説書かせたら、 角田光代は天下一品だなあと思う。 だれのなかにも潜み暗躍する 「さまざまな自分」が増幅し…

憲法学習と若い世代の変化

昨日の「科学者九条の会・岡山」での 講演「憲法学習と若い世代の変化」レジュメの概容です。はじめに 自己紹介および、長久の憲法の読み方について ①主権者教育・運動の力にどう役立てるか という角度(人権、生き方) ②生起する社会問題をつねに憲法の 立…

戦争観、火山、白バラ、スターリン

最近読み終えた本。 引き続き、歴史に関わるものが多いです。 しばらく続くのかな・・・? 『日本人の戦争観ー戦後史のなかの変容』 (吉田裕、岩波現代文庫、2005年) 日本人が、アジア大平洋戦争をどのように 捉えてきたか、その変遷を追跡。 ひじょーに勉…

ナチスドイツと日本 学習会

昨夜は、岡山県学習協主催の 戦後70年シリーズ学習1回目、 「ナチスドイツと日本」でした。 11名が参加。講師長久。講義の内容は以下。 (映像なども交えながらやりました)*アウシュビッツを訪れて *ナチスが政権を取り、独裁体制を築くまで *第1…

ハードだけどがんばっぺ。

今週はハードです。 木曜日まで毎日講義、 金曜日からは3日間東京で会議です。月曜日(今日)は、 岡山県学習協の戦後70年シリーズ第1回 「ナチスドイツと日本」で講義。火曜日は、 協同プランニングという薬局屋さんで 「集団的自衛権と秘密保護法」と…

独裁体制をつくれたワケは…

来週月曜日の「ナチスドイツと日本」学習会(18時半~勤労者福祉センター)に向けてあれこれ文献読んだり、関連の映画を何本か観たり(『ワルシャワゲットー』『ナチスの犬』『ヒトラー最期の12日間』など)。おかげで、この前は夢にドイツ兵が出てきました…

労働組合たんけん隊講座

岡山県学習協では5月22日(金)より、 「労働組合たんけん隊講座」を開講します。 隔週金曜、全6回で、 初歩的な内容の講座となっています。おもな対象は、新入組合員および 2~5年目の労働組合員です。 (先輩のみなさんは後輩の方を誘って ぜひご一…

ミッションを携え、うどん県に

きのう、今日と、 悪戦苦闘した原稿を無事に送信。 まあ、なんとか形にはなったかと。次の仕事の課題は、 あれこれの実務と来週ひかえる 4つの講義準備。うー、たいへん。 がんばらねば。今日はこれから まだ公表できないミッションを携え、 「うどん県」に…

国際女性デー岡山県集会にて講演

今日は午後、 2015年国際女性デー岡山県集会にて 講演のお仕事。内容盛り込みすぎたかと 思いきや、ピッタリと時間内で 終わりましたね。やればできる。戦後70年ということで、 「記憶を受け継いでいく」 ということを柱にしながら、 *1945年とい…

静かに反応が持続

今日はかなり集中力をようした 1日だったけど、無事に終了。ところで、出版から1年ちょい経過した 拙著『ものの見方たんけん隊』。 静かに反応が持続しています。本を読んでの講師依頼が 今月に入り2件。Twitterで話題にしてくれる方も。本というのは自分の…

ナチ、ユダヤ人と、核兵器、対決

新幹線は新大阪を通過。 もーすこしだ、がんばれ。さて、この2日間で移動中などに 読んだ本は以下。 『ナチ・ドイツと言語ーヒトラー演説から民衆の悪夢まで』(宮田光雄、岩波新書、2002年)。 なぜナチスの独裁が可能だったのか?を、ヒトラーの演説言語、…

『学習の友』増誌にむけて

東京で学習運動の会議中。ながーいあいだ、全国的に 月刊誌『学習の友』(労働者教育協会編集・発行)読書は減り続けています。が、昨年の労働者教育協会の総会以後、 踏んばっています。5月の総会までに、長い停滞を打ち破り 年間つうじて前進の可能性があ…

忘却に抵抗する、ワルシャワゲットー

『忘却に抵抗するドイツー歴史教育から「記憶の文化」へ』 (岡裕人、大月書店、2012年)を読み終える。ポーランドとの教科書対話の教訓など、 たいへん示唆的。 ドイツが福島事故のあと「原発廃止」に 踏み切ったのも、長年の歴史教育で 培われた国民の批判…