長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

94期岡山労働学校、好スタート!

昨夜(11日)、94期岡山労働学校の第1講義があり、
33名の参加で絶好のスタートが切れました。

受講生の女性比率が過去最高(約76%)、
岡山市職労からの受講が過去最高、
福保労が単発参加を組織してくれて昨日は7名も参加、
さいごに民青ががんばって広げてくれて若い人の受講も増えた、
など、大きな成果もたくさん(小さな前進面も多数)。

5年ぶりということで、前期からの流れ、というものが
期待できないなかの募集活動でしたが、
こうして「結実」してほっとしております。

さて、きのうの第1講義テーマは、「そもそも人間関係とは?」。
交流時間をたっぷり確保するため、講義時間は35分と短くしました。
前半は、「わたし」は人間関係のなかでつくられ、変化することを、
絵本を題材にしながら考えました。
後半は、歴史的・社会的な視点から人間関係の変遷や特徴を見つつ、
現代社会の人間関係の課題にもふれました。

講義後は、岡山労働学校で定番の「偏愛マップ交流」。
これは初対面の人が多いほど威力を発揮します。
初めてでも会話がはずむ優れもの。きのうも大盛り上がりでした。
最後はグループに分かれての自己紹介(また偏愛マップつかって)と
講義の感想交流。どのグループも時間が足りないくらいの活気でしたね。
そしてとにかく笑いが多かった。「これぞ労働学校」という時間でした。
5月末まで、どんな変化が起きるのか、楽しみです。

寄せられた感想や声の一部をご紹介します。

■「わたし」が関係性のなかでつくられているのは、驚きでした。
そんなことはないと思っていましたが、講義を聞くとそうなのだと
思えてきました。「わたし」が変化するとも思っていませんでした。
何か人生が変わった感じがします。

■人と人との関係が、モノとモノの関係に置き換わる、お金が
あれば何でも手に入り、自分は1人でも生きていけるかのように
思えてしまう→すごく納得した。ひとりでもお金があれば生きて
いけると思っていた自分に気づき、こわくなった。

■そもそも人間関係とは何か? を深く考えたことがなかった
かも…と思いました。関係性のなかでつくられること、歴史的な
視点というあたらしいものが得られた。少し驚くとともに感動した。
いろいろな自分の面をそれぞれの場で出してもよいかな、
と思うことができた。

■コミュニティや、相手ごとに、ちがう私になっていることは
当たり前なんだと気づくことができました。気をつかったり、
変化している自分に本当の自分じゃないと否定してしまって
いたなと思います。変化している自分も自分なんだと
認められたら楽になりそうです。相手によってちがう関係性の
築き方をしてもいいんだと思いました。

■改めて、人間関係を科学的にひもとくとこういうことに
なるのかと、納得した。資本主義社会でモノとモノの関係に
おきかわり、分業が進むからこそ、お金があればなんでも1人で
生きていけるような気になってしまうという言葉にハッとした。
時代によって、人間関係がかわってきたことを他の人とも
話しあってみたい。

■偏愛マップをかいて、今まで自分は趣味がないと思って
いましたが、こんなに好きなことがたくさんあることに気づき、
幸せだなと感じることができてよかったです。
交流すること→好きなコトを共有できたのが心地よかったです。

■久しぶりにいろいろな人と話ができとてもおもしろかった。
自分のことだけでなく、他の人の事もきけるのが良かった。

■すごく楽しい!! たくさんの人とかかわりを持ちたいと思います。

■いろんな人と話ができて、刺激になりました。新しい自分をつくる、
まさにこの4月から新しい仕事のスタートをしました。今までの
流れとはまったく違い、たくさんのチャレンジがまっていますが、
今日の話を聞いて、うまく進めそうな気がしています!

■久しぶりに前向きなオーラを持つ人たちと一緒に学べてよかった
(以前一緒に学んだ人たちとお会いできてそれも楽しかった)。
頑張って参加します!

■夜の会ということで大変だな…と思っていたが、普段なら
知りあえない方と知りあえた。パワーをもらった気がした!
次からも楽しみです。

■偏愛マップは本当にたのしかった。楽しかったので、
仕事の疲れもふっとんだ!!って感じです。

■偏愛マップははじめてでしたが、楽しいし、相手を知る
良い方法だなと思いました。どこかで使わせてください。
楽しかったです!

■あわただしく過ごすなかで、忘れていたような、本当は
求めていたような交流(人間関係)ができた、思い出せたので、
来てよかったです。

■グループ交流が楽しかったです。はじめて会う人がたくさんいて、
労働学校のような場を求めている人がこんなにいるんだと感じました。