長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

マイナンバーは、第8巻、学力への挑戦

最近読み終えた本。『マイナンバーはこんなに恐い!ー国民総背番号制が招く“超”監視社会』 (黒田充、日本機関紙出版センター、2016年2月) イギリスでは共通番号制度が導入されるも、政権が変わり廃止になったそう。日本もそうしよう。国民を特定し追跡、プロ…

衝撃の家事労働バナシでもりあがる

今夜は『学習の友』の読者会でした☆7名参加で、3月号の川田忠明さんとぼくの連載を読み合わせて交流。家事労働バナシは衝撃の連続でおもしろく展開。いやはや、「家文化」の違いはすごいですね。あらためて。1時間半あっという間の読書会でした。なんとビ…

『学習の友』3月号に書いたQ&A2問です。

Q。社会を変えるのは無理?大きな流れに一個人が声上げても無意味? そう思ってくれる人が多ければ多いほど、権力をもつ人はシメシメと思うし安泰です。逆に、一人ひとりがコツコツと「不断の努力」をすることほど、怖いことはありません。なぜなら、社会を…

連載記事を、毎回みんなで読み合わせ

ぼくの連載を読み合わせて活用、『学習の友』の定期読者が増えた! という嬉しいニュースが届いたので、そのまま貼り付けておきます。わいわい。

マルクスなら、ねこ、地位協定、地位協定

最近読んだ本。2月はペース落ちてます。あわわ。『マルクスならいまの世界をどう論じるか ―アメリカ、中国、IS,ロシア、EU』 (聽涛弘、かもがわ出版、2016年1月) こうした広く深い認識にふれることって、すごく刺激になりますね。経済的土台を基礎に…

沖縄フィールドワーク3日間。来年は伊江島行きたい。

*時間がないので、沖縄フィールドワークの報告はツイッターで発信していたものをそのまま貼り付けます。すみません。【岡山民医連平和ゼミFW(1)】今日から3日間、沖縄フィールドワークです。総勢12名、岡山空港に全員無事に集合しました。事前学習を3回重ね…

日米地位協定について考える

きのう(24日)は午後、倉敷医療生協・真備歯科診療所の職員学習会で「日米地位協定について」の講師。60分ほど話しました。 地位協定とは米軍が戦後の占領期と同じように日本に基地を置き、自由に訓練し、異常な特権を担保した取り決めです。驚愕の内容を知…

自民党改憲草案を今、読み解く。

昨夜(23日)は岡山市職員労働組合が事務局で取り組んでいる平和のための連続学習会にて「自民党改憲草案を今、読み解く」の講師。 30名ほどの参加でした。市民の方も参加。持ち時間60分でガツガツわわわーと語りまくりました。超絶早口でした。すみません。…

学びは続くよどこまでも

昨夜(22日)は倉敷医療生協労組の「超入門!ろうどうくみあい講座2」の8回目。テーマは「仲間がいるからがんばれる」。講義30分感想交流40分と理想的配分。 この講座、月イチでほぼ2年間続いていて、青年部役員の継続的な学びの場になっています。きのう…

また様子はご報告します。

無事に沖縄フィールドワークから帰ってきました。ツイッターとFBには随時様子をアップしていましたが、ブログにもまた様子を紹介したいと思います。とりあえず海洋博公園からの写真を1枚だけ。きのうは風が強かったですが、晴れが多く良かったです。

今日から沖縄フィールドワーク3日間

今日から3日間沖縄です。岡山民医連第3回平和ゼミナールの沖縄フィールドワーク。総勢12名です。ぼくにとっては、通算23回目の沖縄。でも最近は観光でほとんど行ってません。選挙応援とか、フィールドワークとか。いずれにせよ、事前学習を3回も重ね…

ていねいなお礼状が届き恐縮です。

今月6日に職員研修会講師でうかがった福岡のつくしの里福祉会から、ていねいなお礼状が届きました。恐縮です。ありがとうございます。「おかげさまをもちまして、その後の各職場から『正しく認識する力をつけるためには、常に意識して練習することが必要だ…

やっぱり暖かくならないと調子が上がらない?

あっという間に2月も中旬。まだまだ朝はシンとした寒さ。寒いのはきらいである。この時期は毎年、春の訪れを心待ちに、1日1日を過ごしている。あとちょっとのシンボウである。仕事はというと、比較的余裕があると思った2月だけれど、結局バタバタしてい…

『学習の友』3月号 特集は「2000万署名」

ということで、ぜひご活用ください。役立つ記事がたくさんあると思います。ぼくの連載も5回目。残り1回です。今回は「家事労働と生活・活動」です。読み合わせて感想交流すると、かなり面白い議論ができるのではないかと思います。はい。 【特集 2000…

自民党改憲草案を今、読み解く。どなたでも参加できます。

平和の取り組み実行委員会(事務局:岡山市職員労働組合)のシリーズ戦後70年の第5弾企画で講師をします。市民のみなさん、どなたでも参加できます。ぜひ!2月23日(火)18:30~20:30岡山市勤労者福祉センター4階大会議室にて。参加無料。…

戦争と平和の問題での講義一覧

来週、自民党の憲法改正草案についての学習会と、日米地位協定についての学習会があります。いま準備中。後者は初めてしゃべります。イチからレジュメづくりです。わたし、学習運動の活動家なんで、哲学とか社会科学とか労働組合とか憲法のお話をする機会は…

「人間裁判」の碑 朝日茂さんの命日に

きのう(14日)は、地元の「人間裁判」碑前祭に。自宅から徒歩5分です。朝日茂さんの命日である2月14日、毎年行っています。今年は県外からの参加者も多くにぎやかに。朝日茂さんが当時入院されていた病棟におられた看護師さんの貴重なお話も聞けました。…

朝日訴訟の会総会&朝日健二さんを偲ぶ会

きのう(13日)の午後は、NPO朝日訴訟の会第11回総会&朝日健二さんを偲ぶ会に参加。「権利はたたかうものの手のなかにある」と人間裁判をたたかった朝日茂さん。最高裁をたたかいっている最中、急遽、養子としてその訴訟を受け継ぎ、それ以来運動の先頭に…

人間発達の職場づくり 民医連教育担当者研修にて

きのう(13日)は11時より岡山市内某所にて民医連中国四国地協・教育担当者研修交流集会という長い名前の企画で講師仕事でした。 約40名の参加でした。中国・四国地方の民医連のみなさんには、職員研修など、たいへんお世話になっております。この日は…

第7巻、失業の近代史、とにかくうちに、マルクスなら

最近読み終えた本。『宮本顕治著作集 第7巻 1975年~80年』(宮本顕治、新日本出版社、2013年) なかなか複雑な時期の論考集。ぼく、みやけんさん尊敬してるしスゴイ人だけれど、彼の強さは多くの人を傷つけたかも、とも感じる。もちろん、その強靭さは、この…

『世界の憲法集』(有信堂・第3版)より労働基本権部分のメモ

世界18か国の憲法の労働基本権部分をメモ。 これ眺めていると、「勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利は、これを保障する」という、日本国憲法28条の労働基本権規定がいかに「すごいか」がわかります。明確に、なんの制限もなく労…

フランス人権宣言「山嶽党憲法における権利宣言」1793年。

■第1条「社会の目的は、共同の幸福である。政府は、人にその自然で消滅することのない自然権を保障するために設けられる」■第35条「政府が人民の権利を侵害するときは、反乱は、人民および人民の各部分のため権利の最も神聖なものでかつ義務の最も不可欠なも…

どうりで労働組合(1)―みんなで交渉するしかない

労働組合が誕生してから200年以上。なかなかの歴史です。世界中に広がり、受け継がれ、雇われて働くひとの権利として認められてきました。これは偶然ではありません。労働組合は私たちにとって、また社会にとって、欠かせない組織だからです。 労働組合は…

映画『明日へ』(韓国)を観て感じたこと

【必見。岡山メルパで上映中】 ■きのう、映画『明日へ』(韓国、2014年)を観た。前半から涙腺が決壊。人間の尊厳、団結の尊さと難しさ、資本の労働者分断の方法、当事者として声をあげることで変わっていく労働者たち。韓国の労働法への知識が乏しいので「…

ストライキの取り組み方

きのう(8日)は20時から全医労岡山地区協議会の執行委員会へ。後半の学習会講師。内容は、前回(12月)「ストライキのそもそも」の続編、「ストライキの方法論」。20分講義して10分ほど感想交流。 日曜日の福祉保育労の学習会では、「組合がストライキを構…

「現場だけでなく森も見る大切さ」

きのう(7日)は午前中、博多駅近くの会場にて福祉保育労九州ブロックの16春闘労働学校講師。「ものの見方を考えてみよう」というテーマで90分ほど講義。終了後はグループ感想交流をもちました。前の晩の懇親会にも参加させていただき、現場のたいへんさ、…

哲学は心の栄養に・・・!

土曜日(6日)は、福岡県田川市の「つくしの里福祉会」にて法人研修講師仕事でした。小倉駅に副施設長のYさんに車で迎えにいただき、9時半から12時までの研修会でした。とてもアットホームな雰囲気で楽しかった~。講義もほんとうに真剣に聞いていただ…

週末は福岡でお仕事ですっ

なんだか今週はイマイチ仕事が前進しなませんでしたが、事務所が整理されたので、前向きな変化と考えていきましょう。さて週末は福岡です。明日(土曜)は社会福祉法人「つくしの里福祉会」(田川市)の職員研修会で講師仕事。ここはなんと1年も前に講師依…

ストライキについてのメモ(4)

『学習の友』1973年4月号特集「春闘とストライキ」より とりわけ、ストライキは「汝の部署を放棄する」ことによって、「汝の価値に目ざめる」行動です。ストライキは生産を止め、資本の搾取にまったをかけることから、彼らに打撃を与えることができます。 だ…

ストライキについてのメモ(3)

藤本正『ストライキ』(新日本新書、1971年)88P~90Pよりフランスの人民戦線の勝利と大ストライキ フランスで、1つの大汚職事件を契機として、独占資本の後押しによってファシストたちが暴動を起こしたのは、ナチスが政権を奪取してから10か月あまり…