長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

「うまく休むための技術が必要なんだ」

5日(木)は、96期岡山労働学校の第4講義
「自分にあった休み方を探す~休養リテラシーと技術」でした。
参加17名。

体育や栄養学などは学んだり練習する機会があるが、
「休み方」についての知識や技術は教わる機会がない。
労働者にはトレーナーがいない。
ただ「寝る」「体を休める」だけではうまく疲労が取れない時代になっている。

疲労とは何か、活力をためる「攻めの休養」、
休養学が提示する7つの休養タイプ、コーピング交流(を実際にやってみる)、
「何もしない」ことの技術をあげる、休み方改革をはじめよう、
養生は社会的なもの、などなど。

以下、参加者の感想を紹介します。

■私は今まで、攻めの休養が難しいタイプ。でも、7つの
休養モデルがあることを知り、自分にあった休養タイプを
選ぶことが大切なんだと知ることができました。ありがとうございます!

■「うまく休む」ことが「技術」と言われて、子育て中の私は
まったくその「技術」を持ち合わせていなかった。
今はそれなりに休めている。自分を助けるためにもコーピングの
レパートリーをもっと増やしていこうと思った。

■休養の「技術」を学べるのは、普通に生活していても
なかなかできない機会なので、今日、実践も含めて学べて良かったです。
コーピングレパートリーは思ったよりたくさん出せたけど、
ストレッサーはまだ言語化できていないので、考える時間を
またつくりたいです。「この日は休む!」と決めて楽しみを
つくることはできても、休むための準備(期限ある仕事の
片づけや心理状態を整えること)はまだ難しい…

「仕事終わらせなきゃ」vs「休みたい!」が日々ぐるぐる…。

■活力をためるという意識をもったことがなかったので、
新しい発見になってよかったです。コーピングレパートリー交流が
楽しかったです。

■休むということについて、みなさんの考えを聞くことが
できて興味深かったです。休みが取りにくいという自分の情況を
吐き出すこともできて安心できました。秋闘の要求づくりに生かせるかも。

■先に休みを確保する。新しい発想です。自分には無い発想でした。
積極的に休むようにしよう。…と思いながら…現実は…。

■確かに休み方って教わる機会がない。それなりに生きてきて、
コーピングのバリエーションは増えてきたけれど、ああそれなのに
疲れていてコーピングが必要な時ほどSNSをダラダラと見てしまい、
本当に休む時間を作れていなかったりする。攻めの休み、意識していこー!

■私は、休みの日にはできるだけ仕事のことは考えないように
心がけていたが、最近は休んでも疲労感が抜けきらないことが
増えていた。そのため、今日の講義を聴いて「休養リテラシー」に
もっと着目して休養をとるようにしてみようと思った。
以前は休みの日にサイクリングに行ったりしえいたが、最近は
疲れているからと思ってあまりできていなかったので、
楽しく軽めの負荷をかける意味でもサイクリングをまた復活
させてみようと思う。ひとくちに「休む」といっても、
うまく休むための技術が必要なんだと感じた。