長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

先週の様子をまとめて

6月の忙しのピークが先週でした。
まとめてようすを報告。

月曜日(16日)は「学習の友」の配達などしたあと
15時からオンライン講師。
民医連の北海道・東北地協の事務幹部学校で
「ものの見方・ケアの倫理の人間観を深める」をテーマに17時半まで。
もちろんディスカッションもはさみながら。

みなさんは仙台に集合しての研修。
わたしも仙台行きたかったですが、都合でオンラインに。残念。

火曜日(17日)も事務所で必死になって仕事したのち、
15時からソワニエ看護専門学校の今年度7回目の授業。
「人間の言葉について」をやりました。

水曜日(18日)も早朝から仕事しつつ、
あいだにオンラインの打ち合わせ30分ほど。
その後広島に移動し、14時から広島民医連の
平和ゼミナール(今年度1回目)で講師のお役目。
最初に主催者あいさつや広島民医連のヒストリー動画を見て、
偏愛マップ交流で関係構築。
その後、「日本国憲法を学ぶ〜平和と人権、ケアについて」を
テーマに1時間40分ほど、2回感想交流しながらでした。
みなさんの受けとめがよくて嬉しい。

木曜日(19日)の午後は、
新婦人あかいわ支部で「SNS時代における選挙」の学習会。
正直、SNSと分断の政治は親和性が高くて、
否定的側面のほうがはるかに強くて、明るい話にはなりにくい。
SNSとはから入り、最近のSNSが影響を与えている選挙について、
ディープフェイク、SNSの留意点、つき合い方まで、あれやこれやと。
15人ぐらいの参加でした。1時間ほどの講義のあと、感想交流も1時間ほど。
中央本部の「はとラジ」の取り組みや、
支部でインスタグラムをやっていることなども話題に。

夜は、96期岡山労働学校の第6講義(これは別に報告します)。

金曜日(20日)は午前中、オンラインで、
自治労連第39回全国書記学習交流集会での講師。
集会自体も完全オンラインで、90人ほどの参加だったようです。
「心理的安全性と、ケアしあえる関係づくり」という
テーマで1時間ほどの講演。その後若干の感想交流など。
みなさんは午後もたっぷりと交流されたようであります。

夜は、オンライン連続講座、労働組合たんけん隊2025の第4講義
「練習が足りないだけ(1)―世代間コミュニケーションを楽しむ」でした。
リアルタイムで35名の参加。
チェックイン交流は「わたしのお国自慢」。
講義は、世代間コミュニケーションはなぜ難しいのか、
あいさつや雑談の基礎スキル、相手の心を動かず対話のコツなど。
感想交流も楽しかったです☆

土曜日(21日)は 体力勝負のトリプルヘッダー。

まず11時から勤福センターで自治労連岡山県本部の書記部会総会にて
「働くこととメンタルヘルス、セフルケア」の学習会。
働くことはたいへん、職場は傷つきやすい場所、
コミュニケーションはなぜ難しいのか、
セルフケアの技術をあげる(コーピングについて)、
呪いの言葉の手放し方などを、40分ほどで講義して、
その後20分ほど感想交流。
みなさん「呪いの言葉」や「コーピング」のところが印象に残ったようです。
ふだんの自分を想像したり振り返ったりしながら、交流されておりました。

終了後ただちに自宅に戻り、12時半からオンラインで、
全損保(損害保険会社で働く人の労働組合)の
外勤部(顧客に直接保険を販売する正社員)の学習会。
「安心して働き続けられる職場と労働条件を―労働組合の役割」をテーマに、
休憩はさみ80分ほどの講演。感想交流や質疑応答も少々。
みなさんは現地集合で、引き続き夕方まで交流されていたようであります。

14時に学習会終わり、14時16分の路面電車に乗り岡山駅まで。
15時から駅近くの会議室で、
「民医連中四国地協 保険薬局事務職員研修交流会2025in岡山」の講師。
保険薬局で事務をされているみなさんです。女性が圧倒的に多かったです。
60名ほどの参加。
「心理的安全性の高い職場づくり」をテーマに休憩はさむ90分ほど。
みなさんはその後グループに分かれての感想交流。
1泊2日の研修で、夜は交流会。
2日目はエンゲージメントについて学びとワークをされるそうです。

と、いうことで。今週もなんとか乗り切ったーーーー!!
(えらいぞ自分)

6月のピークは越えました。あと10回ぐらい学習会ありますが、
それはもうほとんど準備できてるので、気が楽です。
今は7月の学習会準備にシフトしてます。

きのう(22日)はちょっとだけゆっくり過ごしました。

「来るたび勉強。発見がある」

12日(木)の夜は、は96期岡山労働学校の第5講義
「孤独になる言葉、人と生きる言葉~関係性を育む」でした。

参加23名。

人間は言葉を使って考えているからこそ、言葉で自分を方向づける。
自動思考、スキーマなどの心理学用語も紹介しながら、
権力者の言葉に支配されず、ともに生きる言葉を。
呪いの言葉の手放し方も具体的に。以下、感想文を紹介します。

■「呪いの言葉」と「灯火の言葉」の考え方が心に残った。
今後の自分の生活に活かそうと思った。

 ■ひとつ、自分を客観的に見ることができました。
客観的に見る方法も、知ることができました。
来るたび勉強。発見がある。

■「人と生きる言葉」ってのがいいなーって思った。
東日本の震災があって、「がんばろう」のとらえ方が変わった。
他の人のことを考えながら、自分のことも考えて、
言葉をつむいでいきたい。

■「自分の声だと思っていたら、誰かの支配の声だった」。
そう思っているのは本当に自分なのか。自分のスキーマを
見つめてみることがヒントになることを学べました。
灯火の言葉を集めて置いておきたいと思いました。

■一般的にポジティブといわれる言葉も、相手の状況に
そぐわなければ凶器になる。これは看護をする上でよく感じることだった。
人と関わっていく中で100%ひとを傷つけずに
いることは不可能だと思う。だけど、少なくとも相手を傷つけた時には、
そのことにきちんと気づき、何故傷ついたのか考えて、
理解まで出来なくても知ろうとする姿勢を忘れずにいたい。

■いつもそうなんですけど、内容がすっと入ってくるので、
うんうんとうなずいて聞けました。感想交流では、
「自分では呪いの言葉から解放する方法があるし学べるけど、
職場や世間に対して伝える方法がないか探したい」という意見があり、
確かに、と思いました。SNSを開くと、傷つけあう言葉が飛びかっていたり、
ぐちのオンパレードだったり。ストレス解消の場のはずが、
目にすることでストレスになることもあって大変。

■この世の中を支配している呪いの言葉に支配されている人たちに、
気づいてもらうにはどうすればよいのだろうと
考えながら講義を聞きました。簡単ではないけど、
一緒に取り組む仲間と考えていきたいと思います。

平安部、ありか、看護、休養の、ケア論、自分に、ひとみ

最近読み終えた本。

■『それいけ!平安部』(宮島未奈、小学館、2025年4月)
『成瀬は…』の著者による、学園小説。
平安時代が好きな高校1年生が学校に平安部をつくり、
5人のメンバーと「平安の心」を学んでいく。
波乱万丈なし、人間関係の悪化なし、読んでいて辛いところなし。
純粋に楽しめる小説でした。

■『ありか』(瀬尾まいこ、水鈴社、2025年4月)
いい。やっぱり瀬尾まいこはいい。朝から読み始めて移動中に一気読み。
最近小説ばかり読んでるけど、文学ってほんとに希望だと思う。
自分が経験できないことや感情から学ぶことも多いし、
それ以上に、人間への信頼を確かめさせてくれる。

■『看護をめぐる「業務」と「ケア」~
「業務はしているがケアをしていない」を分析する』
 (井部俊子・宇都宮明美・梅田恵、日本看護協会出版会、2024年)
タイトルにひかれて購読。興味深い分析であった。
ケアの倫理の書籍が紹介されていて、
「お、看護とケアの倫理が接続した」と感じた。

■『休養の地図~"仕事一辺倒”だった僕がメンタルダウンから
 職場復帰した話』(くっぺ@復職の人、大和出版、2024年)
本書の解説をされている伊藤絵美さんの本からセルフケアの
技術や考え方は学んだが、当事者による経験と模索は非常に具体的で、
これは健康な人でも読む価値の大きい1冊。

■『私的高齢者ケア論~リアルな老いから考える、新しいケアの形』
 (川嶋みどり、医学書院、2025年5月)
93歳超えて、この探求心。さすが川嶋みどりさん。
看護の視点から老いとそのケアについて多角的に深めていて、
学び多かった。老い=衰え、という単純な理解はしたくないな。

■『自分にやさしくする生き方』
 (伊藤絵美、ちくまプリマ―新書、2025年3月)
公認心理士による「自分にやさしくする」ためのさまざまな技術と考え方。
やはり外在化(書き出してみる)ことは大事。
とくに自分のサポート資源をたくさん外在化しておくことは、
安心と心強さにつながりますね。

■『にじゅうよんのひとみ』(吉田恵里香、ハーパーBOOKS+、2025年3月)
『虎に翼』の脚本家の吉田さん、20代の時の執筆小説の文庫化。
あとがきで「やるな、二十代の私。今に見てろよ、二十代の私。
これを超える素敵な文章を書いてやるからな…」と書かれていて、
なんか、とても共感した。

 

激務に備え、エネルギーチャージの週末

先週金曜日(6日)の夜は、労働組合たんけん隊2025の
第3講義「1968、ある闘いの真実〜いま、ニッパチ闘争から学ぶ教訓」
でした。リアルタイムで36名の参加。
看護闘争のみならず、
日本の労働運動のなかでも稀有な闘いから学びました。

土曜日は、オフの1日。
午前中、シネマクレールで『104歳、哲代さんのひとり暮らし』観賞。
尾道に住む哲代さんのひとり暮らし風景を取材したドキュメンタリー。
哲代さん自身の魅力に加え、やはり周囲のケア力が豊かだなと。
元気の出る映画でした。

映画のあと丸善に寄り本を3冊購入。うち土日で2冊読みました。
これからの激務にそなえ、週末はエネルギーチャージを意識。
わりとゆっくり過ごしました。

写真は今朝(9日)の朝さんぽ風景。
 
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「うまく休むための技術が必要なんだ」

5日(木)は、96期岡山労働学校の第4講義
「自分にあった休み方を探す~休養リテラシーと技術」でした。
参加17名。

体育や栄養学などは学んだり練習する機会があるが、
「休み方」についての知識や技術は教わる機会がない。
労働者にはトレーナーがいない。
ただ「寝る」「体を休める」だけではうまく疲労が取れない時代になっている。

疲労とは何か、活力をためる「攻めの休養」、
休養学が提示する7つの休養タイプ、コーピング交流(を実際にやってみる)、
「何もしない」ことの技術をあげる、休み方改革をはじめよう、
養生は社会的なもの、などなど。

以下、参加者の感想を紹介します。

■私は今まで、攻めの休養が難しいタイプ。でも、7つの
休養モデルがあることを知り、自分にあった休養タイプを
選ぶことが大切なんだと知ることができました。ありがとうございます!

■「うまく休む」ことが「技術」と言われて、子育て中の私は
まったくその「技術」を持ち合わせていなかった。
今はそれなりに休めている。自分を助けるためにもコーピングの
レパートリーをもっと増やしていこうと思った。

■休養の「技術」を学べるのは、普通に生活していても
なかなかできない機会なので、今日、実践も含めて学べて良かったです。
コーピングレパートリーは思ったよりたくさん出せたけど、
ストレッサーはまだ言語化できていないので、考える時間を
またつくりたいです。「この日は休む!」と決めて楽しみを
つくることはできても、休むための準備(期限ある仕事の
片づけや心理状態を整えること)はまだ難しい…

「仕事終わらせなきゃ」vs「休みたい!」が日々ぐるぐる…。

■活力をためるという意識をもったことがなかったので、
新しい発見になってよかったです。コーピングレパートリー交流が
楽しかったです。

■休むということについて、みなさんの考えを聞くことが
できて興味深かったです。休みが取りにくいという自分の情況を
吐き出すこともできて安心できました。秋闘の要求づくりに生かせるかも。

■先に休みを確保する。新しい発想です。自分には無い発想でした。
積極的に休むようにしよう。…と思いながら…現実は…。

■確かに休み方って教わる機会がない。それなりに生きてきて、
コーピングのバリエーションは増えてきたけれど、ああそれなのに
疲れていてコーピングが必要な時ほどSNSをダラダラと見てしまい、
本当に休む時間を作れていなかったりする。攻めの休み、意識していこー!

■私は、休みの日にはできるだけ仕事のことは考えないように
心がけていたが、最近は休んでも疲労感が抜けきらないことが
増えていた。そのため、今日の講義を聴いて「休養リテラシー」に
もっと着目して休養をとるようにしてみようと思った。
以前は休みの日にサイクリングに行ったりしえいたが、最近は
疲れているからと思ってあまりできていなかったので、
楽しく軽めの負荷をかける意味でもサイクリングをまた復活
させてみようと思う。ひとくちに「休む」といっても、
うまく休むための技術が必要なんだと感じた。

6月も走り抜ける!

例年、忙しい6月。
今年も学習会講師が30回以上あり、なかなかハードです。

1日(日)は大阪へ。自治労連学童保育指導員全国連絡会で、
労働組合の基本を休憩はさみ90分。

3日(火)は午後から、林精神医学研究所(民医連加盟)の
2年目職員研修で『ケアの倫理』の講義。反応良い。

終了後、ソワニエ看護専門学校での今年度5回目の授業で
『生活とは何か』の講義。こちらも反応良し。
生活は人生のステージであり人権。生活の視点をもった看護師に。

4日(水)沖縄日帰り。
那覇市内のホテルにて、全日本民医連第46期看護幹部研修会の講師。
参加は運営のみなさんふくめ60名ちょい。
13時〜16時まで、「ものの見方・ケアの人間観を深める」をテーマに講師。

グループディスカッション2回、
真ん中にコーピング交流も入れてやってみました。
ちなみに、月曜から木曜まで3泊4日研修の1コマです。
すごいですねえ。人を育てる仕組みをもった組織は強いです。

終了後、那覇空港でオリオンビールぐびっ。
うまかった。

養生、カフネ、職場のマイクロ…、ブレイクショット

最近読み終えた本。

■『養生する言葉』(岩川ありさ、講談社、2025年2月)
人を縛ったり、傷つけるのも言葉であり、
生かし、養生させてくれるのも、また言葉。
著者のことをまったく知らなかったのだが、
ご自身の苦しみや傷と向きあうなかで出会った「言葉たち」。
きっと誰かの生に、灯となってともるだろう。

 ■『カフネ』(阿部暁子、講談社、2024年)
題名そのままの小説だったなあ。人間はひとりでは
生きていけない相互依存の関係だからこそ、
相手を傷つけたり、傷つけられたりする。
ケアしたいけど、相手のニーズとすれ違うこともある。
でも、誰かのケアや存在がわたしの生を支えてくれる。

■『ワークブック 職場のマイクロアグレッション対策
〜生産性を下げる「無自覚な言動」の正体』(渡辺雅之、日本法令、2025年5月)
渡辺さん2冊目のマイクロアグレッション本。
対策や実践編も豊富でいいなあと思う。
欲を言えば非正規労働者へのマイクロアグレッションも入れてほしかった。

■『ブレイクショットの軌跡』(逢坂冬馬、早川書房、2025年3月)
『同志少女よ、敵を撃て』の著者による、日本の現代を舞台にした小説。
570ページ超の分量で、読みごたえあった。
さまざまな伏線がはられていて、もう1回最初から読みたいと思うが、
なにせ570ページ…笑。


最近の学習会講師

このかんの学習会をまとめて報告。

先週金曜(23日)夜は
労働組合たんけん隊2025の第2講義
「ケアしあえる職場づくり~ともに育てる、労働者の倫理観」。
リアルタイムで30名の参加(オンライン)。

土曜日(24日)午後は愛媛民医連の事業所代表者会議で60分間、
ケアの倫理の講演(オンライン)。

日曜日(25日)午前中は、岡山駅前の会議室で、
民医連中四国地協の医療系学生のつどい2025の第5回実行委員会。
「ヒロシマ・ナガサキ 被爆の実相」の講義を45分ほどで。
「つどい」の本番が広島でのフィールドワークと
被爆者証言を聞く集まりだそうです。貴重な取り組みですね。
医学生さんの真剣な感想が嬉しい☆

上記の週末も、会報つくったり「友」配達の準備したり、
学習会レジュメつくったりで、フルにお仕事。

ゴールデンウイーク以来、休日がないような気がしますが、
1日の労働時間はそれほど長くないし、基本的に仕事はストレスに
ならないので、大丈夫です。

きのう(27日)は、
ソワニエ看護専門学校の今年度4回目の授業。
「絵本『おぼえていろよ、大きな木』を読む」でした。
学生さんの受けとめ、感想に、「なるほど」の気づきも。

今週は後半は、愛媛出張2回と96期岡山労働学校第3講義があります。

「だから、労働学校へ来ます」

木曜(22日)夜の96期岡山労働学校第2講義
「働くルールを身につける〜力尽きない働き方」には17名が参加。
1回目より減りましたが、2年目の看護師さんや
福保労の若い保育士さんが初参加してくれ良かった☆

講義は、労使の力関係の差、労働法がなかった時代の働き方、
働くルールの大元締めは憲法27条・28条、
日本の働くルールについて現状と課題など、労働学校らしい学びでしたね。
以下、何人かの感想を紹介します。

■学ぶ機会がない。本当にその通りだと思います。
だから、労働学校へ来ます。知らなければ分からない。
「知らなかった」と感じることが毎回あるので、
まだまだ勉強していかなければ…。

 ■労働者は自分を守るためにルールを知らないといけないと
強く思いました。やはり、こういう学びの場は大事ですね。

■今の職場で働くまではブラック会社で働いていたこともあるので、
今日の講義はとても身にしみました。

■私たち労働者は法律で守られている。憲法で守られている。
学ぶ大切さを改めて感じました。その法律をつくるのは国会(政治)。
経営者団体などは全力でアプローチし(労働法)を変えようとする。
そのことを改めて確認し、私たちの権利を守るため、
組合のみんなと頑張ろうと思いました。

■初めての参加でしたが、いろいろな話ができて面白かった。
労働法など、様々なことを学んでいく必要があると感じた。

■「私たちは、社会に出る以前に、労働者としての基礎的素養
として、労働法を学ぶという体験を持たないまま実社会に
投げ出されている」。なかなか響かないのは学ぶ機会がなかったから。
ともに学べる機会を作っていきたいと思います。

2日間で6回の学習会

19日(月)午前中は、
生協労組おかやまのパート部会新人研修でコープ鴨方に。
いつもの労働組合そもそも話だったんですが、
感想交流で参加者それぞれの気がかりや不安、苦しさが吐露され、
「うん、うん」とみなでみなの話を聞きあう時間に。
根本は人手不足。職場に余裕がない。

午後13時半から、
林精神医学研究所の学びほぐし研修(中堅職員研修)に。
「ケアの倫理を学び、活かす」をテーマに
ディスカッション入れながら90分。
終了後に廊下である参加の方に呼びとめられ、
「いまなぜケアの倫理なんですか」
「すぐ実現できない遠い課題のように思えます…」と質問が。
立ち話であれこれやりとり。感謝。こういう疑問や受けとめを知ることで、
講義をどんどんアップデートできます。次に生かします。

この日3回目の学習会は、19時から、
生協労組おかやまパート部会の
執行委員会(完全オンライン。写真撮り忘れ)の前半学習会。
「戦後80年—戦争と平和を考える」をテーマに、25分であれやこれやと。
テーマの大きさあるので、なかなか語りきれない部分多いですが、
こうして学びディスカッショする機会は貴重です。
日本の侵略戦争に向きあう重たさ、過去の反省を忘却し戦争準備に
まい進するいまの日本の政治の状況から、なかなか語る言葉も出にくい学び。
でもその「重たさ」こそが、抵抗の契機となる人間らしさでもある、と思う。

20日(火)はまず15時からソワニエ看護専門学校で
今年度3回目の授業。「手」の話と「時間」について深める内容。

18時からはオンラインで建交労(全日本建設交運一般労働組合)の、
6月に広島である建交労フェスタ事前学習会。
テーマは「戦後80年と労働組合」みたいな話。45分の講義と感想交流。
全国から70人ぐらいの参加だったかな?

終了後すぐに移動して19時10分より、
岡山市職労の中央委員会で学習会「ケアしあえる職場づくりと労働組合」。
こちらは講義40分、1対1交流&個人発表少しで、あわせて1時間。
みなさんしっかり交流されていて良かった。内容も響いたように思いました。

今週は今日(21日)も夜に学習会あるし、
日曜日までずっと学習会続き。他にもやることが山のように…汗。
暑くなってきてるけど、がんばります。

「雑」、月と、苦しみ、自分を否定しない、ケアの思想と

最近読み終えた本。

■『定食屋「雑」』(原田ひ香、双葉社、2024年)
夫との離婚案件を抱えた女性が、近くの定食屋に勤め始め、
さまざまな人と出会いながら、新たな人生を歩み始める
という小説(ざっくり書くと)。
描かれる料理は、定食屋なんで庶民的なんだけど、
レシピふくめ、想像を掻き立てられる。

■『月とアマリリス』(町田そのこ、小学館、2025年3月)
52ヘルツ…の著者。北九州市で起きる連続死体遺棄事件を
追うことになった記者さんが主人公の小説。
北九州は何度も行ったことあるので、身近に感じた。
現代社会で起きている痛みの声をすくい、発信している作家さん。
リスペクト。

■『苦しみの中でも幸せは見つかる』(小澤竹敏、扶桑社、2004年)
先日、自宅本棚で手に取ったら読んだ形跡がなく、一気読み。
ホスピス医療に携わる小澤先生の
初めての著書(他に何冊か著書は読みました)。
相手を理解しようとすることと同時に、
相手に「理解者だ」と思ってもらうこと。

■『自分を否定しない習慣』(小澤竹俊、アスコム、2023年)
引き続き、ホスピス医療に携わる小澤先生の本から学ぶ。
「私たちの周りには、自分を否定するきっかけがたくさんある」
「自分を否定している人は、しばしば自分だけの基準で自分自身を
ジャッジしている」。理解者の必要性。

■『改訂増補 ケアの思想と対人援助~終末期医療と福祉の現場から』
 (村田久行、川島書店、1998年)
キュアとケアの違いを原理的に解説。臨床の現場でケアを
実践していくための技術や態度など。人間存在そのものがケア、
という記述に本当にそうだなと思った。ケアは人間の本質的存在様式。

 

96期岡山労働学校が始まりました!

15日(木)の夜は、
96期岡山労働学校「力尽きないための教室」の第1講義でした。

参加28名中、女性が20名と、
今期も女性比率高い岡山労働学校です。

講義は1回目なので、交流時間をとるために35分と短め。
「人生は1度きりだから―自分を大切にする考え方」のテーマで問題提起。

自分を大切にするってどういうこと?
社会から「わたし」を考えてみる、
疲弊している私たち、
自分を否定するきっかけがたくさんあるなかで、
自分の大切さを実感するには…?
などなど、ちょっと幅広すぎた感もありますが、
みなさんへの話題提供にはなったようであります。

休憩はさんで、偏愛マップ交流で一気に場が和むのは、
岡山労働学校恒例の風景。
ディスカッションは、各グループとも話がつきないようでした☆

雰囲気最高のスタートに。
引き続き毎週木曜日開催、参加者募集しております!(単発参加も大歓迎)

以下、感想をいくつか紹介します。

≪講義の感想≫
■「自分を大切にする考え方」を自分なりに考えるための
様々な切り口を提供していただけたので、自分にしっくりくる
答えを見つけていきたいと感じました。

■「人生は1度きりだから」「自分の思うように生きたい(年をとりたい)」。
とてもいい投げかけをいただいたと思います。
だからこそ自分を大切に、納得のできる人生をつくっていきたいと思いました。

■能力主義にあらがいたいと思いつつ、能力主義が自分の中に
入り込んでいることも感じます。「生産性」という言葉、大嫌い。
ジャッジせずにいたいけど、この世の中でけっこう難しいなーと思う。

■私は否定と肯定をくり返しながら今まさに成長していると感じている。
労働組合に出会って、他者に認められ、本来の自分らしさを取り戻した。
グループでみなさんの生き辛さや、感想を聞けた。
悩みながらがんばって生きている私たちの成長の場になると思いました。

≪労働学校への感想≫
■久しぶりの労働学校。昨日寝るのが遅くなって疲れていましたが、
皆さんと話をしていたら元気になりました。

■同班のメンバーの話に共感したり感動した!!

■誰かに話を聞いてもらい、人の話も聞けるこの労働学校はすてきです!!

■たくさんおしゃべりできて楽しかったです。
仕事の疲れがふっとんでいました。いっぱい笑ったからだと思います。

■やっぱり人のエネルギーに触れるっていいなと思いました。
どの方も1人ひとりに良さがあってすてきでした。
みんなで幸せになりたいと思いました。

■リアルに対面でお話しすることが大切で楽しさを感じました。
ありがとうございます。

■やっぱりおしゃべり最高!!