長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

マイナンバーは、第8巻、学力への挑戦

最近読み終えた本。


『マイナンバーはこんなに恐い!ー国民総背番号制が招く“超”監視社会』
           (黒田充、日本機関紙出版センター、2016年2月)

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イギリスでは共通番号制度が導入されるも、
政権が変わり廃止になったそう。日本もそうしよう。
国民を特定し追跡、プロファイリング、
分類と選別と排除の制度。やめるしかない。


『宮本顕治著作集 第8巻 1980年後半~84年』
          (宮本顕治、新日本出版社、2013年)

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この巻はかなりのナナメ読みでした。
いちばん興味深く読んだのは「『50年』前後の宮本百合子」。
はやく10巻目の宮本百合子の世界が読みたいなり。


『学力への挑戦ー“数学だいきらい”からの旅立ち』
          (仲本正夫、労働旬報社、1979年)

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教育実践記録を学ぶって、ほんとおもしろい。
労働者教育に活かせることもあるし、
何より学ぶこと教えることのすばらしさを実感する。
微分積分の授業をつうじて
数学教師が伝えたかったこととは。

以下若干のメモ。

「学ぶということの中には、新しい世界に目をひらく、
漠然としたものがリアルにみえてくる、学んだことに
よって新しい可能性が手に入る、そういうよろこびや
感動が含まれているはずだし、そういう経験が新たな
学習のバネになっていくのだ」

「生徒のどんなつまずきも、ていねいにとりのぞく姿勢
を堅実する。つまずきをとりのぞけば、どんな生徒でも、
大きく飛躍できる」

「みんなができるようになるまで教えきるというこの
平凡な思想は、しかし、生徒との強固な信頼関係を生
み出していく」