長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

「現場だけでなく森も見る大切さ」

きのう(7日)は午前中、博多駅近くの会場にて
福祉保育労九州ブロックの16春闘労働学校講師。
「ものの見方を考えてみよう」というテーマで90分ほど講義。
終了後はグループ感想交流をもちました。

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前の晩の懇親会にも参加させていただき、
現場のたいへんさ、貴重なお話しを聴けたことと同時に、
最近組合をつくったり、若い人もたくさん参加されて
いたので、「ものの見方」に入る前に
「労働組合はなんのためにあるのか」という基本の話を
15分ほどさせていただきました。

レジュメでは準備していませんでしたが、
即興でなんとかなるもんですね。
積み重ねてきた経験というのはすごいです。

しかーし、かんじんの「ものの見方」の内容が
ちょっと中途半端になってしまったかなーと反省。
あせって後半は丁寧な話ができませんでした。すみません。

本日送られてきた感想文を読むと、
それぞれに受けとめていただき、ホッとはしているのですが。

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開会のあいさつのようすです。
午後も労働学校は続いていたのですが、
ちょっと疲れもあって、先に失礼させて頂きました。

いずれにせよ、現場でふんばっている労働者のみなさんを
励ますような言葉と運動を、
より磨かねば、という思いも痛感しました。がんばります。


以下、参加者の感想文です。

■組合の基礎について再確認できてよかったです。

■自分の園の問題がなかなか良方向に進まず悩むことも
ありますが、必ず良い方向に進むと信じあきらめず
頑張ろうと思いました。

■労働組合とは?から始まり歴史的に整理できて(深く学ぶ
ことができて)、とても感動しました。仕事もそうですが、
柔軟に「伝えること」の重要性に加え、立ち返ることや
継続することの重要性を改めて感じることができて胸が
熱くなりました。同時に、他の職員にも来てほしかったと
思いました。物事を多面的に歴史的に構造的にとらえること。
現場の実践運動に学び、自分の生き方に組み込んでいくこと。

■今までの自分の「もののみかた」を見直すことができ
ました。労働組合とは何かを改めて知ることができました。
とても実りある講演でした。

■自分の園と重ねながら、考えながら聞き、あてはまる所、
出来ない・難しい(スト)と思うところもあった。ゆとり
が欲しい。

■多方面から物事をみていくことの大切に改めて気付かされ
ました。自園のことを“あたりまえ”“どうせ”と思っている
部分もあったので、考えを改めていき解決策を見いだして
いきたいと思いました。

■今まで、組合とは・・・と詳しく聞くことはなかったので、
根本の話しなどを聞けてよかったです。

■日々忙しいと運動がしんどくなることがあります(学習
すること、活動すること、会議に行くこと)。しかし、
長久さんの言われていたように、現場だけでなく森も見る
ことの大切さ、みんなで集まって、人からの情報と自分の
考えをすり合わせながら真実は何かと考えることが大切と
思いました。元気になれるお話しでした。ありがとうござ
いました。

■組合の歴史から現在における問題点まで幅広く学べて
良かった。

■労働組合とは・・・から情勢まで分かりやすかった。組合の
意義を踏まえた上での「どうせ」にならない活動をしていく
べきだと考えた。

■ゆとりの大切さを学び、その時間を作るために組合で
動いていきたいです。

■「働く」ということなど、自分の今の立場(給与面など)を
考える機会になりました。

■今の自分の生活の中に、仕事のこと以外を考える
時間(ゆとり)を持てていないということに気付かされた
よい経験になった。

■ゆとりの大切さをあらためて実感しました。組合の会議を
開けるゆとり作りをしていきたいと思いました。

■時間、内容の都合上、駆け足になっていた。テーマである
「ものの見方を~」にしぼってもう一度じっくりと講義を受けたい。