長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

忘却に抵抗する、ワルシャワゲットー

『忘却に抵抗するドイツー歴史教育から「記憶の文化」へ』
(岡裕人、大月書店、2012年)を読み終える。

ポーランドとの教科書対話の教訓など、
たいへん示唆的。
ドイツが福島事故のあと「原発廃止」に
踏み切ったのも、長年の歴史教育で
培われた国民の批判精神と記憶の文化、
という指摘にうなった。

夜は、レンタルで借りてきた映画
『ワルシャワゲットー』(スウェーデン、2005)を観賞。
ワルシャワゲットーに強制隔離された40万人のうち
生き残れたのは数百人とあった。
そのうちのひとりが主人公で、
本人の証言がときどき入りながら展開するので、
ほとんどドキュメンタリーのような映画だった。
しかし、
ユダヤ人撲滅計画って、ほんとうに
想像できない恐怖だと、あらためて。