長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

事務所にこもり、マルクスを考える

今日は1日事務所にこもり、
講義準備と原稿書き。

マルクスについて、
考え、書き、また考えた。

ぼくがマルクスを学んでよかったなあと
感じる点を思いつくまま書き出してみる。

(1)万国の労働者よ、団結せよ! の
言葉に出会えたこと。この視点は自分の
中にまったく存在しなかった。社会変革と
階級の視点。

(2)労働者の状態への正当な怒り。
他者のしあわせのため、自分の力を伸ばし、
役立てる生き方。『資本論』はその結晶。
たたかう労働者への贈り物。

(3)マルクスの学習方法。先人の学問的到達を
余すとこなく吸収しつつ、それを弁証法的に
発展させる力。

(4)資本主義社会そのもののなかに、
次の社会を準備する力が育ってくるという見方。
これは日々の活動を支える視点。

(5)解釈ではなく変革のための理論であり
知識。マルクスを読むことで、自分の立ち
位置がぶれてないかを確認することができる。
北極星的である。