長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

「時は金なり」は本当だ

きょう(26日)の午前中は、ソワニエ看護専門学校での

12回目の授業でした。

 

韓国スタディツアーの話を冒頭にちょい。

読書日記は『コーダの世界』。

 

 

授業内容は、「社会を見る視点(3)―『時間』の視点から」でした。

時間を認識して生きているということ。

労働時間と自由時間の関係。

1人称、2人称、3人称の時間の使い方。

など。

学生のみなさん、労働時間の「長さ」について

関心高かったですね(強調したから)。

 

 

以下、学生さんの感想文です(一部)

 

◆1日24時間しかなく、睡眠の時間を入れないと

16時間程度しかない。その16時間をどのように

有効に使うか、考えさせられる講義だった。働きすぎ

に注意します。

 

◆私が最初に就職したときに、まず驚いたのは

勤務時間の長さでした。募集要項のところに書いて

いる時間よりもはるかに長く働かされます。フランス

がうらやましいです。しかし、そんなに労働時間が

短いのに、どうして普通に生活していけるのでしょう?

不思議です。

 

◆時間は毎日24時間と決まっているが、「目標」や

「計画」がなかれば毎日にめりはりがなく時間が過ぎ

ていってしまう。労働時間においても、プライベートと

仕事とめりはりをつけなければ、やる気につながらな

いと思う。社会人の時に残業が毎日続き、睡眠不足で

事故をしてしまった。労働時間は健康面にも影響が

でるので、社会全体で考えていかないといけないと

思う。

 

◆365日24時間働けというのはありえない。休みが

なければやっていけない。休みのきちんと取ることの

できる仕事場を選ぼうと思った。しっかり睡眠を取り、

毎日元気に仕事に取り組みたい。

 

◆現在の日本の労働条件の現状を聞いてとても

衝撃を受けました。私が働くようになってから、自分自身

が困らないためにも、職場選びはしっかりとしていき

たいと思いました。

 

◆日本の労働者は働きすぎだと思う。正社員はもちろん

だが、今問題なのは学生のアルバイトである。日本は

学生アルバイトに関する法律がなく、テスト期間も勤務を

断れない、夜おそくまで残業させられ、大学を辞めてしまう

単位を落とすという学生が増えている。私も、大学時代

そうだった。サービス残業あたり前、断れない。なぜか

アルバイトの責任者になっていた。日本の労働基準は

あってないようなもの。最悪だ。

 

◆私も社会人のときは、仕事中心の生活でした。休み

希望なんてめったなことがないかぎり出さないので、

連休なんて年に1回あるかないかくらいだったので、旅行

に行くこともあまりなく、行くなら日帰りでした。予定が

あっても仕事が長引けばキャンセルしていました。人が

不足していて、一人でも欠けるとまわらなくなってしまう

状態だったので、熱があっても仕事に行っていました。

サービス残業があたり前でそれが普通だと思っていました。

 

◆仕事は時に自分の人生の生きがいとなる時もあるが、

逆にその人生そのものを奪う場合もある。社会人で働いた

時に、ある日突然後輩が来なくなって、噂によるとうつ病に

なったらしい。また上司が自殺していた。私は夢を追いかけ

てその職場についたが、その夢に本当に命を捧げるのは

あり得ない。働くことこそ至上という日本の思想はある面

では正しいのかもしれないが、現状では過剰のように思え

る。時間は正しく使いたい。

 

◆日本人って、会社から指示されたことはほぼ絶対的で

何ておひとよしなんだろうと思いました。日本はこれから

労働時間を規制する法律を勝ちとり、労働以外での自分

時間を作っていかなければならないと思いました。自分

時間を作ることで、生きてる楽しさ、「生」が生きてくると

思います。限られた時間の中でどのような人生を歩むか。

メリハリをつけて、時間を有意義に使おうと思いました。

 

◆時間におわれる毎日は充実感もあるが、同時に好きな

ことに熱中できる時間を失っていると思う。「時は金なり」は

本当だ。