長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

いくつかの持ち帰り

きのう(18日)は、日帰りの東京会議。

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いつもは往復JAL便なんですけど、
最近は早めに帰宅しないといけないので、
18時前後のANA便を使っています。行きはJALです。
これだと20時には帰宅できます。

ーハイからの出張だったので、
行きはほとんど寝てましたが、帰りは読書もりもりと。
最近はチームづくりとか
ーチングとかの本を好んで読んでおります。

しかし東京も暑かった…。
ビールはうまいのだが。

いくつかの小仕事と、
いくつかの問題意識と、
いくつかのアイデアを
持ち帰った1日。

さあ、今日も酷暑のなかがんばろう。

長野旅から無事に帰ってきました。

無事に長野旅を楽しみ、さきほど帰ってきました。

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残念ながら長野も酷暑で、
外で長時間いるのは無理でしたね・・・。
でもお天気にめぐまれて、よかったです。

また旅報告します。

明日は東京の日帰り出張です。
なかなか落ち着きません。

長野へ旅に行ってきます

今日(13日)から17日まで、
「行けるときに行っとこうツアー2018 第4弾in長野」です。

といっても、現地では2泊のみ。
さまざまな介護用具を車に積み込んでの
車移動旅なので、一気に長野まで行かず、
名古屋で1泊、松本2泊、名古屋1泊、
という行程です。

一気に長野まで行くのは、
負担がちょっと重いので。

天気は良さそう(暑そう)。
相方のいつもの旅仲間も集結。

豪雨災害の被害もあり、岡山を離れるのは
少し心苦しいですが、
前々から計画していた旅行。しっかり楽しんできます。

では!

児島歯科で核兵器廃絶のための学習会

きのう(11日)午後は、
倉敷医療生協の児島歯科診療所の職員学習会へ。

被爆の実相や核廃絶がテーマ。
60分ほど講義し、その後グループ感想交流。

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学習会前に、豪雨災害で被災した
同法人の真備歯科診療所(1階がほぼダメに)の
内部映像をみなで見られていました。
むちゃくちゃでした…。

被災者への生活・歯科支援、
倉敷医療生協の役割に期待したいです。

健和会の新任主任研修へ

今日(11日)は朝から北九州に移動。

健和会(民医連加盟)の新任主任研修で講師仕事でした。
会場は健和看護学院の研修室。
もちろん初めての場所。
ちょうど8時半に着いたので、看護学生さんが
わさわさと登校していました。

敷地の隣の公園に「小倉陸軍造兵廠跡」があり、
ちょい見。雑草まみれでしたが。
とても広かった造兵廠。
小倉への原爆投下の目標点にもなったそうです。
(当日目視できず、結局長崎に落とされるのですが)

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講義は職場づくりがテーマ。
こちらが一方的に話をするよりは、
主任になって良かったこと、
悩みや不安の交流をメインにしました。

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主任としての新しい仕事、立ち位置、視野、
人間関係などで、さまざまな苦労や不安が出され、
共有したことで、元気になったという感想も。


午後は児島で講師があり、
現地滞在2時間40分のとんぼ返りで岡山に帰りました。
今年は福岡仕事多いです。今日で6回目でした。

長野民医連の4年目研修は、3年連続です。

きのう(9日)は、無事に松本まで。

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前日運休していた特急しなのも、動いておりました。

松本市内は快晴。
長野民医連4年目研修の会場へ。3年連続です。

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アイスブレイク中のようす。

主催者の方が相方の『民医連新聞』の
連載エッセイを研修資料に入れてくれていました。
感謝です。講義でも、だいぶ相方の病気のこと、
大学病院での経験などお話させていただきました。

ものの見方の話ですが、
民医連職員としての成長のものさし、について
グループワークしてもらう時間もつくりました。

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まあ、さすが4年目という感じで、
民医連の理念や実践がいろんな形でしみ込んでいるんだなと。

ほか、
健康の社会的決定要因(上流と下流の話)、
集団で認識することの大切さ、
人権感覚をみがき続けること、
などお話しました。

終了後、相方に頼まれたお土産を買い、
無事に岡山に帰ってきました。
岡山駅では、まだ運休している在来線もたくさん。
まだまだ復興の入口にもたっていない感じです。

長野でも、今回の豪雨災害での
私や岡山のことを心配していただきました。
ありがとうございます。

自分自身では今は何もできませんが、
今後、コツコツできることしていきたいと思います。

応用していきたい、『OTS 実践ガイド』

『OTS 実践ガイド』
(香取一昭+大川恒、英治出版、2018年6月)を読み終える。

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オープン・スペース・テクノロジー(OTS)とは、
フラットな人間関係のもとで、
自由にアイディアや行動へのエネルギーを生み出す場づくりの手法。
企業やコミュニティでの実践例も参考に。

最近、この手の本読むこと多いですが、
「どんな手法も、その基盤となっている基本哲学を
理解することによって、初めてその真価が発揮され
ると言える」(あとがき)との指摘に同意です。

ここには、運動を発展させるための哲学があります。
応用的に、どんどん取り入れていきたいです。


以下、自分用のメモです。

「問題は、リーダーがいないことではなくて、リーダー
が生まれてくる場がない、あるいは適切な場をつくるこ
とができていないことにある」(21~22P)

「OTSは、安全で安心できるオープンな場を用意し、
ファシリテーターがコントロールを手放すことにより、
リーダーが出現する場をつくります」(23P)

「大切なのは、ミーティングにおける相互作用や会話
の質です。それが、結果の質を左右するのです」(63P)

「『関係性の質』を高めることが全体の成果の質を高
める」(91P)

「ファシリテーターが自分のためではなく、参加者の
ためにそこにいるのだという自覚を持ってその場にの
ぞみ、場に集中すること」(98P)

「『やりたい』という内発的な動機から出たことなら
真剣に取り組むことができて、喜びを感じることもで
きる」(115~116P)

「テーマに対する参加者の問題意識が十分に高まって
いない場合には、いきなりOTSに入っても効果的な
話し合いは期待できません」(119P)

経験のない雨量。甚大な被害。

岡山に住みはじめて25年。
経験のない雨量。そして甚大な被害がありました。

我が家は高いところに位置しているので、
まあなんともなかったんですけど、
もし水害にあった場合、障害者はほんとに
一刻も早く避難の準備をしないと、厳しいですね。
避難場所もなかなか難しい。

なにせ介護ベッドがないと、
相方の場合寝れません。横になれません。
車いすでずっと生活することになり、
これも厳しい。

トイレも段差がある場所でのトイレは
不可能ですし、たいへんです。
なんていろいろ考えます。

県内の被害の実態は想像以上のようです。

今日、分科会問題提起の役割を仰せつかっていた、
岡山県母親大会も延期になりました。

明日は長野民医連の研修会なんですが、
時間通りに辿り着けることを願うばかりです。

連日の核兵器廃絶のための学習会

金曜日(6日)の夕方も、前日に引き続いて、
岡山医療生協&医療生協労組の「平和行進・世界大会事前学習会」。

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この日は東中央病院にて
外は相変わらずの大雨ですが、10数名の方が参加。
ソワニエ卒業生の看護師さんも。
こんど民医連の平和ゼミにも参加してくれるそう。楽しみです。

前日と同じ内容、時間でのしゃべりまくり。
参加してくれたみなさんの「次の1歩」に
つながる学習会になればなと思います。

核兵器廃絶のために、いま何が必要か

きのう(5日)の18時からは、
岡山医療生協&医療生協労組の
「平和行進・世界大会事前学習会」にて講師仕事でした。

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「核兵器廃絶のために、いま何が必要か」
というテーマで50分ほど。

この問題でのセルフ(自分自身の経験と思い)から入り、
広島・長崎での被爆の実相、被爆者の生き方、
核兵器をなくすために、という流れ。

パワーポイント(全部で50ページ)の一部を紹介します。

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『フォト・ドキュメント いのち抱きしめて~在宅介護13年』

『フォト・ドキュメント いのち抱きしめて~在宅介護13年』
(田辺祥子〈文〉田邊順一〈写真〉、日本評論社、2002年)を読み終える。

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ソワニエ読書の1冊。

難病の進行性核上性麻痺を患った田辺肇の
介護生活を中心に。妻の田辺祥子は岩波書店の編集者。
在宅介護の社会的サポートが貧弱な時代の苦闘も。
学ぶところが多かった。

田辺さんを看ていた医師の言葉。
「こういった病気の患者さんたちと接していていつも
思うのは、患者さんとその周りの人々が病気と向き合
って闘っていかれるときに示されるエネルギーの大き
さと、その患者さんにおける病気の進行度とは明らか
に反比例するということである。闘病のエネルギーが
大きいほど、病気の進行は明らかに遅い」

写真を寄せた田邊順一さんの言葉。
「これまで、私は介護を必要とするお年寄りを数多く
取材してきた。在宅で、病院のベッドで、施設の中で、
その人たちは人生の最終行程であるその日その日をそ
れぞれに懸命に生きておられた。生へのエネルギーに
圧倒され勇気づけられることも少なからずあったが、
最後まで自分らしく生きることがいかにむずかしいこ
とかを痛感させられてもきた。通常、自立が困難にな
るとそれまで営んできた社会的な生活は一変する。社
会と隔絶し、それをしかたがないことと本人もあきら
め、というよりもあきらめさせられ、周囲も当然のこ
ととしてそのように扱う。だが、祥子さんはそうは考
えなかった。人が生きるということは、『食べて、飲
んで、出して、眠る』だけではない。精神的、文化的、
社会的な生活があってはじめてふつうの生活になる、
というのが祥子さんの常識だった」