民医連新聞の相方エッセイ8回目です。
医学生担当として付き合ってきた医学生さんたちとの交流は、
いまも続いています。
民医連新聞の相方エッセイ8回目です。
医学生担当として付き合ってきた医学生さんたちとの交流は、
いまも続いています。
無事に長野旅を楽しみ、さきほど帰ってきました。
残念ながら長野も酷暑で、
外で長時間いるのは無理でしたね・・・。
でもお天気にめぐまれて、よかったです。
また旅報告します。
明日は東京の日帰り出張です。
なかなか落ち着きません。
今日(13日)から17日まで、
「行けるときに行っとこうツアー2018 第4弾in長野」です。
といっても、現地では2泊のみ。
さまざまな介護用具を車に積み込んでの
車移動旅なので、一気に長野まで行かず、
名古屋で1泊、松本2泊、名古屋1泊、
という行程です。
一気に長野まで行くのは、
負担がちょっと重いので。
天気は良さそう(暑そう)。
相方のいつもの旅仲間も集結。
豪雨災害の被害もあり、岡山を離れるのは
少し心苦しいですが、
前々から計画していた旅行。しっかり楽しんできます。
では!
きのう(11日)午後は、
倉敷医療生協の児島歯科診療所の職員学習会へ。
被爆の実相や核廃絶がテーマ。
60分ほど講義し、その後グループ感想交流。
学習会前に、豪雨災害で被災した
同法人の真備歯科診療所(1階がほぼダメに)の
内部映像をみなで見られていました。
むちゃくちゃでした…。
被災者への生活・歯科支援、
倉敷医療生協の役割に期待したいです。
今日(11日)は朝から北九州に移動。
健和会(民医連加盟)の新任主任研修で講師仕事でした。
会場は健和看護学院の研修室。
もちろん初めての場所。
ちょうど8時半に着いたので、看護学生さんが
わさわさと登校していました。
敷地の隣の公園に「小倉陸軍造兵廠跡」があり、
ちょい見。雑草まみれでしたが。
とても広かった造兵廠。
小倉への原爆投下の目標点にもなったそうです。
(当日目視できず、結局長崎に落とされるのですが)
講義は職場づくりがテーマ。
こちらが一方的に話をするよりは、
主任になって良かったこと、
悩みや不安の交流をメインにしました。
主任としての新しい仕事、立ち位置、視野、
人間関係などで、さまざまな苦労や不安が出され、
共有したことで、元気になったという感想も。
午後は児島で講師があり、
現地滞在2時間40分のとんぼ返りで岡山に帰りました。
今年は福岡仕事多いです。今日で6回目でした。
きのう(9日)は、無事に松本まで。
前日運休していた特急しなのも、動いておりました。
松本市内は快晴。
長野民医連4年目研修の会場へ。3年連続です。
アイスブレイク中のようす。
主催者の方が相方の『民医連新聞』の
連載エッセイを研修資料に入れてくれていました。
感謝です。講義でも、だいぶ相方の病気のこと、
大学病院での経験などお話させていただきました。
ものの見方の話ですが、
民医連職員としての成長のものさし、について
グループワークしてもらう時間もつくりました。
まあ、さすが4年目という感じで、
民医連の理念や実践がいろんな形でしみ込んでいるんだなと。
ほか、
健康の社会的決定要因(上流と下流の話)、
集団で認識することの大切さ、
人権感覚をみがき続けること、
などお話しました。
終了後、相方に頼まれたお土産を買い、
無事に岡山に帰ってきました。
岡山駅では、まだ運休している在来線もたくさん。
まだまだ復興の入口にもたっていない感じです。
長野でも、今回の豪雨災害での
私や岡山のことを心配していただきました。
ありがとうございます。
自分自身では今は何もできませんが、
今後、コツコツできることしていきたいと思います。
『OTS 実践ガイド』
(香取一昭+大川恒、英治出版、2018年6月)を読み終える。
オープン・スペース・テクノロジー(OTS)とは、
フラットな人間関係のもとで、
自由にアイディアや行動へのエネルギーを生み出す場づくりの手法。
企業やコミュニティでの実践例も参考に。
最近、この手の本読むこと多いですが、
「どんな手法も、その基盤となっている基本哲学を
理解することによって、初めてその真価が発揮され
ると言える」(あとがき)との指摘に同意です。
ここには、運動を発展させるための哲学があります。
応用的に、どんどん取り入れていきたいです。
以下、自分用のメモです。
「問題は、リーダーがいないことではなくて、リーダー
が生まれてくる場がない、あるいは適切な場をつくるこ
とができていないことにある」(21~22P)
「OTSは、安全で安心できるオープンな場を用意し、
ファシリテーターがコントロールを手放すことにより、
リーダーが出現する場をつくります」(23P)
「大切なのは、ミーティングにおける相互作用や会話
の質です。それが、結果の質を左右するのです」(63P)
「『関係性の質』を高めることが全体の成果の質を高
める」(91P)
「ファシリテーターが自分のためではなく、参加者の
ためにそこにいるのだという自覚を持ってその場にの
ぞみ、場に集中すること」(98P)
「『やりたい』という内発的な動機から出たことなら
真剣に取り組むことができて、喜びを感じることもで
きる」(115~116P)
「テーマに対する参加者の問題意識が十分に高まって
いない場合には、いきなりOTSに入っても効果的な
話し合いは期待できません」(119P)
岡山に住みはじめて25年。
経験のない雨量。そして甚大な被害がありました。
我が家は高いところに位置しているので、
まあなんともなかったんですけど、
もし水害にあった場合、障害者はほんとに
一刻も早く避難の準備をしないと、厳しいですね。
避難場所もなかなか難しい。
なにせ介護ベッドがないと、
相方の場合寝れません。横になれません。
車いすでずっと生活することになり、
これも厳しい。
トイレも段差がある場所でのトイレは
不可能ですし、たいへんです。
なんていろいろ考えます。
県内の被害の実態は想像以上のようです。
今日、分科会問題提起の役割を仰せつかっていた、
岡山県母親大会も延期になりました。
明日は長野民医連の研修会なんですが、
時間通りに辿り着けることを願うばかりです。
金曜日(6日)の夕方も、前日に引き続いて、
岡山医療生協&医療生協労組の「平和行進・世界
この日は東中央病院にて
外は相変わらずの大雨ですが、10数名の方が参加。
ソワニエ卒業生の看護師さんも。
こんど民医連の平和ゼミにも参加してくれるそう。楽しみです。
前日と同じ内容、時間でのしゃべりまくり。
参加して
つながる学習会になればなと思います。
きのう(5日)の18時からは、
岡山医療生協&医療生協労組の
「平和行進・世界大会事前学習会」にて講師仕事でした。
「核兵器廃絶のために、いま何が必要か」
というテーマで50分ほど。
この問題でのセルフ(自分自身の経験と思い)から入り、
広島・長崎での被爆の実相、被爆者の生き方、
核兵器をなくすために、という流れ。
パワーポイント(全部で50ページ)の一部を紹介します。
『フォト・ドキュメント いのち抱きしめて~在宅介護13年』
(田辺祥子〈文〉田邊順一〈写真〉、日本評論社、2002年)を読み終える。
ソワニエ読書の1冊。
難病の進行性核上性麻痺を患った田辺肇の
介護生活を中心に。妻の田辺祥子は岩波書店の編集者。
在宅介護の社会的サポートが貧弱な時代の苦闘も。
学ぶところが多かった。
田辺さんを看ていた医師の言葉。
「こういった病気の患者さんたちと接していていつも
思うのは、患者さんとその周りの人々が病気と向き合
って闘っていかれるときに示されるエネルギーの大き
さと、その患者さんにおける病気の進行度とは明らか
に反比例するということである。闘病のエネルギーが
大きいほど、病気の進行は明らかに遅い」
写真を寄せた田邊順一さんの言葉。
「これまで、私は介護を必要とするお年寄りを数多く
取材してきた。在宅で、病院のベッドで、施設の中で、
その人たちは人生の最終行程であるその日その日をそ
れぞれに懸命に生きておられた。生へのエネルギーに
圧倒され勇気づけられることも少なからずあったが、
最後まで自分らしく生きることがいかにむずかしいこ
とかを痛感させられてもきた。通常、自立が困難にな
るとそれまで営んできた社会的な生活は一変する。社
会と隔絶し、それをしかたがないことと本人もあきら
め、というよりもあきらめさせられ、周囲も当然のこ
ととしてそのように扱う。だが、祥子さんはそうは考
えなかった。人が生きるということは、『食べて、飲
んで、出して、眠る』だけではない。精神的、文化的、
社会的な生活があってはじめてふつうの生活になる、
というのが祥子さんの常識だった」