来週の24日、香川民医連の平和学校の
第1講義で、憲法の話をする予定。
さきほど、レジュメを送った。
憲法の話とあわせて、
「医療人がなぜ平和問題に取り組むのか」
ということを話をしてほしい、という。
でもこれは、単純明快。難しくない。
私はもうちょっと視野を広げてもらうために、
「生活と労働から疾病をとらえ」
「いのちや健康にかかわる
その時代の社会問題にとりくんで」
という民医連綱領の理念や精神と、
憲法の関わりについて、深めたい。
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「私たちは、いのちの平等を掲げ、地域
住民の切実な要求に応える医療を実践し、
介護と福祉の事業へ活動を広げてきまし
た。患者の立場に立った親切でよい医療
をすすめ、生活と労働から疾病をとらえ、
いのちや健康にかかわるその時代の社
会問題にとりくんできました。また、共同組
織と共に生活向上と社会保障の拡充、平
和と民主主義の実現のために運動してき
ました」 (民医連綱領より)
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もうひとつは、
医療従事者として、「誰の立場にたつのか」
ということ。
憲法も、けっして中立ではない。
憲法は、徹底して社会的・経済的弱者、
マイノリティ、人権を侵害される人びとの
立場にたち、権力をしばる役割を果たしている。
ものすごく、「偏っている」のだ。
その憲法の「立場」を、しっかり伝えたい。
ぼくは、医療人としての成長の指標のひとつに、
「誰の立場で生き・働くのか」ということが
あると思う。
そのときに、憲法を学び、
しっかりとその人間観や構造を学び、
自分のものにすることが、
医療人としてとても大切に思える。
そんなことを話すつもり。