きのう(25日)は、
91期岡山労働学校「時間を考える教室」第3講義。
ちょっと参加数落ちて11名。
講義は「労働時間を考える(1)―1日何時間働くのか」
というテーマでした。
それぞれの経験ふまえた話になるので、
引き続き討論活発です。
以下、第3講義の項目です。
一。あなたは年間、何時間働いていますか?
◇計算してみましょう…!
二。人生の手持ち時間はどれぐらいだろう
1。80年間生きたとして…
2。労働時間の長さの幅について
≪ちょっと寄り道―「過去」について考える≫
◇過去とはなにか?
◇過去と現在と未来
三。労働時間の変遷とそもそも論
1。資本主義以前
◇原始共同体社
◇奴隷制社会や封建制社会
2。資本主義社会では
◇産業革命が起こったイギリスでは
◇日本でも長時間労働が蔓延したのは明治維新後かなりたってから
◇労働時間を短くする(1日単位+休日休暇増など)たたかいが起こる
3。労働時間はどこまで伸びるか(原則論)
四。1日の労働時間が長くなると、健康以外に何を失うだろう?
五。1日の労働時間の法的原則をみる(日本の場合)
◇労働時間の法律的規制(労働基準法による)
◇日本の場合、法律的な労働時間は「実働時間」のこと。
六。労働時間の中身(質)を問う
1。働くことが「生きがい」「好き」なら何時間でも働きますか?
◇労働基準監督署から是正勧告を受けたエイベックスの松浦社長は・・・
◇好きな仕事なら労働時間は無制限でよいでしょうか?
2。本来働くことには「喜び」や「やりがい」があるが
◇「やりがいの搾取」について
3。「使われる時間」でも、尊厳をもって働きたい
以下、何人かの感想文です。
■自分が年間どれくらい働いているか、手持ち時間は
どれくらいか、考えたことなかった。「好き」とか
「やりがい」がある仕事でも、ずっと何時間もは働け
ない。「休む」ことも仕事というか、とっても大切だ
と思う。
■前の職場では昼休みでも電話や来客の対応は必ず
しなければなりませんでした。その分の賃金は出ま
せんでしたが・・・。今日の講義を聞くと、それも
労働時間としてカウントできそう・・・。
■好きなことを仕事にして賃金が少ないとか、「やり
がい搾取」についてみんなで話し合えて楽しかった。
理想の形が分からなくてモヤモヤが残るけど、自分が
働き始めたときにもう一度考えてみたいと思った。
■自身の労働時間・通勤時間を計算してみると、どれ
だけ働いているのか、よく分かった。片道たった
10分でも年間100時間を費やしているとは驚き
であった。「過去の事実は変えられないけど、しかし
現在の生き方によって過去の意味を変えられる」。
すごい深い言葉!!負の過去もこれからの生き方で
意味のあるものに変えられる。生き方のヒントになる
言葉でした。労働時間が長くなると、仕事を考える
時間が多くを占めてしまい、感情・感性を養えなく
なる。