昨夜(24日)は
「第2期学びの森~オンライン全国労働学校~」の1回目でした。
リアルタイムで約70名が参加。
今年は労働時間短縮の課題にしぼっての、毎週木曜日、全7講義です。
現時点で個人受講31名、集団視聴18か所の申込み
(まだ申込み可能。録画視聴もあり)。
昨夜は「人たるに値する生活とゆとり」(講師長久)を
テーマに学びました。生活とは何か、ゆとりと生活、労働組合の役割、
ケアしあえる職場づくりとゆとり、労働組合活動もケア実践、という流れ。
最初のチェックイン交流で、11月からとある県の労組専従となる
若い参加者から「たたかうって、生きてるって感じがします」の
名言が飛び出し、一気に全体の熱が上がりましたね。
こういう交流も労働学校の醍醐味です。
以下、さっそく届いたお2人の感想を紹介します。
■今回の学習の項目「労働条件・職場環境…。非人間的な状況に慣れないために。」がまさに、以前勤めていた職場そのものだなと感じました。私が勤めていたこども園では、残業代がでないのも休憩がないのも常態化しており、なによりも労働者である職員たちが「残業代ほしいよね。でも、経営大変だから仕方ないよね」という思考停止状態に加え、謎の経営者目線の人が多く、連帯することはできませんでした。私は、自分の大切な時間と労力を搾取され続けていることに怒りを感じ、結局、一人で過去の3年分の未払い残業代の請求に加え、休憩時間の確保や残業代が支払われるよう、労基署や市の幼稚園保育課に相談するなどしました。しかし、今回の講義に参加し、仲間を作り連帯することの大切さと、団結することで強い力が発揮されることが分かりました。一人でやれることには限界があることや、色々な考えや立場の人が連帯することの難しさを痛感しているので、どうしたら多くの人を巻き込み団結していけるのかが、これからの自分の課題だと感じました。人々が問いを持ち、考えるゆとりを持てるようになると、自分たちが悪さをしていることがバレてしまい、嫌な政治家たちがいるのだろうなと感じます。そういう人たちにとっては、国民たちが日々の生活にゆとりがなく、毎日へとへとになるまで長時間働き続けてくれる方が、都合が良いのだろうと思います。しかし、そんな権力者たちの思うつぼにはなりたくないので、ゆとりがなくても声を上げ続けなくてはいけないと思いました。
■受講の動機は、世の中の動きや単組の交渉の到達として今後、中心になる課題が「労働時間短縮」じゃないかと考えていたところに「しっかり学ぼう、労働時間短縮の課題」という全体テーマで学べると知り飛びつきました。第1回講義のテーマ「人たるに値する生活とゆとり」は生活や人生のクオリティ(質)を高めるためには労働時間の短縮はマストという内容で確かにと思えました。自分自身が強くこだわっているのが、暮らしや生き方を自分自身の意志で決めていきたいという考えなので、「ゆとり=自由=選べる=自分らしさ」に納得です。ケアを共通の価値観に職場や社会をより良く変えていくために、日常のコミュニケーションから他者へ関心を持ちともに取り組んでいけるなかまを増やしていけるよう、まずは専従内の関係づくりから実践していきたいと思います。次回もよろしくお願いします。