長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

春がやってきましたね

きのうは相方と満開の桜を
ながめるドライブに。旭川や玉島など。

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曇りがちの天気ではありましたが、
充分に満喫できました(車からですけど)。

相方も沖縄以来の外出で満足したようです。
春ですね。


わが家のにゃんずも相変わらずです。

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明日は、花見できるか?

今日(8日)は午後から事務所へ。

パチポチパチポチ、学習会レジュメ3つを完成させる。
これで来週は勤通大入門コースの書き物仕事に注力できそう。
労働学校などの組織活動もがんばらねば。

18日からソワニエ看護専門学校での
12年目の「ものの見方」授業も始まり、
1回目の内容そろそろ考えないとー!

ということで、時間。
相方から指示を受けた中華弁当買って帰ります。

明日は、花見できるかな。晴れてね。

いきいき労働組合活動をテーマに

きょうのお昼は、
倉敷医療生協労組の玉島協同病院支部にてお昼休み学習会。
「いきいき労働組合」がテーマで16人の参加。

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労働組合のそもそもから、
活動の難しさはどこからくるのか、
おかしいと思える気づきと言葉を発する力は
たまたまをたくさん準備する、など。

その後感想交流をひと言ずつ。

参加されていた、
ソワニエの卒業生の看護師さんが終了後、
「先生またソワニエ行かれるんですか?」と。
「再来週からまた行くよ」と。

こういうめぐり合わせも嬉しいですね。

問われているのはこちら

きのう(6日)の午後は、
香川民医連の新入職員研修会にて講師仕事でした。

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この研修会には4年連続でこさせてもらっていますが、
いつも感じるのは「問われているのはこちら」ということ。

新しい環境、新しい人間関係。
医療人・社会人としてのスタートをふみしめた彼ら。
胸に秘めていることもそれぞれでしょう。
その彼らに、ぼくは何を語り、考えてもらいたいのか。
ありきたりでなく、彼らに届く言葉や振るまいとは…。

これはぼく自身への問い直しの機会にもなっていると思います。
フレッシュな新人さんと時間を共有できるって、ほんとありがたいです。...

講義の内容は、
絵本『わたし』を使って考える人間観。
権とは何か?
ものの見方の大事な姿勢とメンテナンスの大切さ…、
という流れ。

間にグループワークを3回入れて、
「意見を出しあう、議論することによって
認識を豊かにしていく」ことを味わってもらう訓練も。

持ち時間の3時間があっという間。楽しかったです。

 

学習運動・中国ブロック研修会2017

上記の研修会を6月に開催します。

テーマは 「学ぶ楽しさを職場で広げる」です。
中国5県の学習運動組織の共同の取り組みとなります。

とき : 6月3日(土)14:00~6月4日(日)12:30
会場 : 倉敷物語館(岡山県倉敷市阿知2丁目23−18)

◆岡山以外の参加者で全日程参加の方は各自で
 倉敷駅周辺などのホテルの予約をお願いします。
◆定員:40名
◆参加費:1000円(1日のみの場合は500円) 
◆主催:中国5県学習運動組織 後援:全労連中国ブロック協議会
□連絡先:岡山県労働者学習協会 TEL&FAX 086-232-3738

【タイムスケジュール】
<6月3日> 13:30~ 受付開始
       14:00~ 開会、自己紹介
       14:30~ 問題提起①
        「学ぶ楽しさを職場で広げる~岡山での経験をふまえ」
         講師/長久啓太岡山県学習協事務局長 70分予定
        休憩はさみ、その後グループ討論60分、終了17:30
18:00~懇親会を予定(実費負担)。

<6月4日>  9:00~ 受付開始
        9:30~ 問題提起②
        「オルガナイザー(組織者)とはなにか、どう育ちあうか」
        講師/吉儀和平島根県学習協副会長 60分予定
        休憩はさみ、その後グループ討論50分、参加者発表など
        終了12:30

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「経済」5月号の『資本論』第1巻大特集!!

雑誌『経済』の5月号、現ブツきたー!
ということで昨夜、ちょっとだけパラパラめくる。

大特集『資本論』第1巻150年…!
5月号ぜーんぶ資本論。資本論だらけです。

ひとつひとつの論文やエッセイ含め、
ゆっくり味わって読みたいなり。

これは買いですよ。

じつはワタクシも第3篇「絶対的剰余価値の生産」の
解説を書いてます。
ほかの主要な論文の執筆者は、
みな大学の先生(だった方もふくめ)。
ぼくだけなんか浮いてる(←高卒)ような気もしますが、
まあ、とりあえずご笑覧ください。

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飼猫のりんもニャント!な様子。

憲法の心に耳をすます~連載8回目

毎月、山口県の医療生協健文会の機関紙
「健康のひろば」に連載している憲法の話、8回目です。

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 憲法は、私たちの人権を保障するものです。人権が
保障されるとは、「私が私でいられること」です。と
ころで、国家権力と国民との関係以外でも、「私の人
権」が侵害されやすい領域があります。それが会社と
労働者の労使関係です。

労使関係に介入するワケ
 
雇う人(使用者)と雇われる人(労働者)の関係は
法的には対等ですが、実質は雇う側のほうが圧倒的に
立場が強いです。労働者はひとりで会社と労働条件の
交渉ができません。「いやならやめてもらっていいで
す」「別の人を雇います」と言われてしまいます。労
働条件は生活の質と直結しているにも関わらず、労働
者はひとりでは交渉できないのです。
 この労使関係を自由契約にまかせておくと、労働条
件は悪くなり、極端な低賃金や長時間労働がはびこり
ます。電通という会社に殺された24歳の高橋まつり
さんのように、過労死も起きてしまいます。そこで憲
法は、労使関係に介入します。
 介入その1。労働条件の基準を法律で定め「使用者
に守らせなさい」と国家に命令します。27条2項で
す(「賃金、就業時間、休息その他の勤労条件に関す
る基準は、法律でこれを定める」)。これを根拠に一
連の労働法がつくられています。その中心は労働基準
法です。

憲法は労働組合の活動を応援
 
介入その2。労働者が労働組合をつくり団体交渉し
て労働条件を労働基準法以上のものに改善・向上する
ことを全面的にバックアップします。憲法は、労使関
係のうち労働者のほうに一方的に肩入れしています。
それが28条の労働基本権です。団結権・団体交渉権・
団体行動権の3つを法的に保護し、労働者のたたかい
を応援します。
 労働者が団結し労働条件を交渉する。ときにはスト
ライキも構えてたたかう。このことなしに、労働者の
人権は守れません。使用者と対等になれないからです。
労働条件にこだわりましょう。労働者が声をあげるこ
とは、「私が私でいられる」ことを保障するものです。
憲法は、やっぱりみなさんの味方なのです。

哲学・経済を楽しく学ぶ

土曜日(1日)は、
徳島自治労連の「徳島自治体一般労組」を中心にした
哲学と経済学の学習会で講師。日帰りで徳島に。

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参加は十数名で、4時間みっちりの特別講座。
哲学を1時間20分→感想交流。
経済学を1時間20日→感想交流。
という流れ。

写真のように「楽しく学ぶ」ことができたどうかは
わかりませんが、みなさん熱心に聴いていただき、
感想交流もたっぷりできたと思います。

徳島自治労連は数年前まで200人足らずの組合員数が、
現在は600名を超えさらに拡大中だとか。すごいですね。
学びを力にしようということも、
その原動力になっているのだと思います。

3日間、充実してました。

「行けるときに行っとこうツアー2017第2弾in沖縄本島」
の3日間、充実でした。昨夜、無事に岡山に帰ってきました。

相方は岡山にいるときより調子も良く、
暖かい気候ときれいな景色、美味しい食事で、
これ以上ないリフレッシュになったと思います。

次の第3弾旅に向けて自信もつきました。
一緒に旅してくれた友人にも感謝です。

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明日から3日間、沖縄に行ってきます。

今日も10時~15時の、5時間ほどの仕事。
早めに帰ります。

明日から3日間は、相方と沖縄旅です。
「行けるときに行っとこうツアー2017 第2弾」です。

ベルリン旅のときより、相方の状態は
よくありませんが、なんとか準備できました。

私たちにとって沖縄は特別な場所。
無事に楽しめますように・・・。

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りく(飼猫)

「それでも立ちどまろうとする力を」

金曜日(24日)は、山口民医連での職員研修会にて、
「憲法」「ものの見方」の講師仕事でした。日帰り。
1月から毎月行ってきた研修会(内容同じ)もこれで終了。
参加されたみなさん、ありがとうございます。

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宇部協立病院の研修室にて。
講義のあとは必ずディスカッションの時間です。


この日の感想文の一部を紹介します。

【憲法の講義】

■憲法はそれなりに勉強してる!・・・と思っていま
したが、まったくでした。『人権』という言葉も、
いつも聞いたり使用したりしていたけれど、今日
のお話を聞いて、全く意味を自分なりにでも理解
して使っていなかった!ひびきだけにたよってま
した! 『人権』=『私(あなた)が私(あなた)
でいられること』←すごくとっつきやすい!!
この言葉を聞いて第3章を読むと、何だかとても
心にしみこみやすいですね。

■憲法の学習会は度々あったものの、憲法とは何
か?と問われると、はっきりと答えが出なかった。
人権を保障するものと言われ、そういうものだっ
たのかと感じた。憲法は普段使い慣れない語句が
多く、読んでも解釈できないこともありますが、
学習会では分かりやすく教えてくれて楽しかった
です。

■「尊厳とは」と考えると難しく感じていたが、
「人間としてふさわしい扱いをすべきこと」「命
の価値は命をもって存在すること」と話してい
ただき、とてもわかりやすかった。憲法とは国
民を守るためにあり、様々な権利があることを
知った。権利を学ぶことで、自分の生活がより
よくなればよいと思う。

■憲法の内容について詳しく調べたことがなかっ
たですが、人間の尊厳とはなにか、人としての
ふさわしい扱いとはどんなものかと考えてみる
と、自分の身のまわりでも、憲法に基づいて、
人権保障を訴えることができるような事が多く
あるのだなと改めて思いました。人間は劣悪な
状況でも慣れる、という事は、本当にそうだな
と思いました。まわりがみんなそうだから、そ
んなものだろうと考えがちですが、当たり前だ
と思っていたことが、当たり前ではないと気づ
けました。


【ものの見方・考え方の講義】

■よりよい看護をするためには、疾患や目の前
の現象をとらえて考えるだけでなく、その人の
生活(暮らし)や仕事まで幅広く見て、先のこ
とまで考えていかないといけないと感じた。
日々忙しく、ルーチンワークに追われがちだが、
その中でより深く掘り下げて考えていくために
は日頃から全体を見る努力をしていくことと、
ひとりよがりの考え方におちいらないように、
周りの人とディスカッションしていくこと、振
り返りが大切なのかなと思う。あと、「ゆとり」
は大切。ゆとりがないと人間考える余裕もなく、
正常な判断ができなくなる。労働条件などにゆ
とりを持たせるのが大事だし、ゆとりがない生
活をあたりまえと思ってはいけないと感じた。

■何が正しいのかを判断できるように、たくさん
本を読んで勉強したいという気持ちは、いつも
あるのに、日々の生活・仕事に追われて、時間
がとれていないのが現状。でもこれは、ただの
言いわけで、やろうと思えばできるはず! で
なまけているだけだなあと今日も反省しました。
「ひとりひとりの認識には限界がある」という
ところでは、今の職場は人数は少ないけれど、
議論できる環境にあるので、決めつけ、思い込
みだけで動くことがないように、意見交換を
続けていきたいと思います。

■今の自分にゆとりは全くない。残業と家事を
こなすだけで精一杯となっている。「ポスト真
実」の時代のお話で、マスコミから流れている
ことの中でも真実とかけ離れたことが数多くあ
るが、これまでの私はまさに忙しさで目の前の
ことをうのみにしていた。恐いことだと改めて
気づいた。また、日本の働くシステム、残業大
国の構造が、女性・高齢者・こどもの貧困に直
結しているという話がたいへんわかりやすかっ
た。事務員として、目の前の患者様と接する時
(未収金対応など)、想像力を膨らませて、そ
の方の背景にあるものも考慮して対応にあたる
ことが必要と思った。

■私は、日々めまぐるしく過ぎていく中で立ち
どまり考えることなど現状無い状態である。仕
事をしていても忙しさを言い訳にして患者さん
を業務の中の流れの1つとしてしか看れてない
気がする。そんな状況に疑問が無い訳ではない
が、そんな私の疑問すらも、どとうの毎日に流
されてしまっている。それでも立ちどまろうと
する力、考える力を努力してつけることができ
たらいいと感じた。