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長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

映画『舟を編む』 良かった!

言葉への誠実さ。

辞書を世に送り出すということの苦労。

地味だけど、じんわり響いてきます。

 

昨夜みた映画、『舟を編む』のことです。


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主人公の馬締(まじめ)は、

コミュニケーション能力が著しく劣っています。

人と話をするのが、ダイの苦手なのです。

相手の気持ちもなかなか理解できません。

見ていてかなりじれったいです。

 

でも、読書好きで、言葉へのこだわりを持っていました。

そんな彼が、「いま必要とされる、あたらしい辞書づくり」、

という仕事に挑戦します。

 

いま、「コミュニケーション力」があることは絶対的に

良いことだとされています(それは否定しません)。

でも、その質、つまり人と人との関係を成りたたせる

土台である、「言葉」というものに対する正確さや誠実さは、

あまり重視されていないようにも感じます。

 

『舟を編む』では、さまざまな人が交錯しながら、

「言葉という大海」の航路をしめす「辞書」づくりに取り組みます。

そこに共通するのは、「言葉への愛情」

「言葉をおもしろがれること」でした。とても気持ちよいです。

 

政治家の言葉が劣化していると言われています。

しかし、政治家だけではありません。

わたしたち運動家もそうではないでしょうか。

 

いまだからこそ、「言葉」にこだわり、「言葉」に執着する。

それをあらためて感じさせてくれた映画でした。

 

まだの方は、ぜひ。