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長久啓太の「勉客商売」

岡山県労働者学習協会の活動と長久の私的記録。 (twitterとfacebookもやってます)

連載「チラシ・ニュースづくりの基礎知識」(4)

第4回「チラシデザイン・レイアウトの基礎(2)―キャッチコピー」

 

【短いからこそ難しいキャッチコピー】

 

チラシは、まず写真や絵が目に入り(アイキャッチ)、

その次に「キャッチコピー」が読まれます。

 

ただ、読むには一瞬といえども時間が必要であるため、

キャッチコピーは簡潔で、語呂のよいものが適しています。

そして、短い言葉に、ぎゅっと伝えたいメッセージを凝縮します。

キャッチコピーは、伝えたい内容にたいして

すばやく好奇心や問題関心を起させる役割があります。

 

キャッチコピーは、

①人の目をひくような文章、書体、大きさが必要です

②興味やメリットを感じさせる新鮮さをもつ言葉を置く必要があります

③そして語呂がよく、みんなの共通認識になるような語句であれば、

キャッチコピーは大きな力を発揮します。

 

2012年に行なわれた全国学習交流集会in倉敷のキャッチコピーは、

「集まれば、うまれる。」と、「みんなでつくろう、でっかい感動」でした。

 

これは、チラシ表面の読みやすい中央部分に置き、

まず目に入る言葉でした。

そしてこの言葉は、主催する側も参加者側にも合言葉のようになり、

集会の内容をつくっていくうえで、一定の役割を果たしたと思います。

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内容のイメージを短い言葉で共有できる

キャッチコピーの役割は大きいのです。

 

ただ、短いだけに、

力のあるキャッチコピーをつくるのは難しく、鍛錬が必要です。

 

日常不断に、言葉にたいして問題意識をもち、

言葉を磨きあげる努力をしていかなければなりません。

でも、言葉を考える作業はとても楽しいものであり、

その魅力もぜひ実感してほしいところです。

 

一般的には、どんなチラシでもキャッチコピーは必要です。

チラシをつくるさいには、

「受け手側」がまず最初に目を落とす言葉を、レイアウトで誘導します。

 

また、文字をワードアートなどで装飾しているチラシなどがありますが、

文字というのは飾らなくても充分美しいので、

飾り文字はかえってその美しさを消してしまいます。やめましょう。

どんな字体を採用するかは全体の内容やチラシの雰囲気で

決めればよいと思いますが、文字を過剰に飾る必要ありません。

 

 

【文章を読んでもらうには】

 

キャッチコピーで興味をひくことに成功すれば、

次はより詳細な内容の文章を読んでもらう段階にすすめます。

 

内容を伝える文章は、

まず何よりも「読みやすさ」と「読みやすいレイアウト」が必要です。

 

フォント(字体)で文章の印象はずいぶん変わるものです。

フォントはデザインの大事な要素になります。

文字がつぶれるようなフォントは避けましょう。読みやすさが最優先です。

 

1行の文字数にも注意が必要です。

人が目で追える限界は、横組だと1行26字、

縦組は41字までと言われているそうです。

それを超えると、最初の文字の記憶が失われ始めるのだそうです。

レイアウト的にも、1行が長すぎると、美しくありません。

文章は囲みや罫線のギリギリから

始めないようにすることも大事です(余裕を持たせる)。

 

文章は、できるだけ短く、テンポよく読ませることが大事です。

また、だらだらと説明する文章は読まれません。

簡潔に、でも伝えたいことはテンポよく伝わる、

そんな文章力を身につけたいものです。これも鍛錬の積み重ねですが。